明日(2013年5月31日)、新海誠の最新作『言の葉の庭』が公開される。新海監督はこの作品でさらに1ステップ、上のステージにあがっている。 改めて、新海監督について紹介することにしよう。彼は、アニメ界において特別な位置にいるクリエイターである。彼は、2002年に個人制作の短編『ほしのこえ』を発表している。この作品で彼は原作と監督だけでなく、作画、美術、撮影などを1人で担当。デジタルを効果的に使った映像表現は斬新なものであり、現代的なテーマとSF設定、思春期の淡い恋愛などを絡めた内容と共に、多くの観客から熱い支持を集め、アニメ界の寵児となった。 以来、『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども Chidren who Chase Lost Voices from Deep Below』と劇場アニメーションを発表。それらはいずれも彼が監督・脚本を担当したオリジナル作品で
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