政務活動費をだまし取った罪などに問われている兵庫県議会の元議員、野々村竜太郎被告(49)について、神戸地方裁判所は、26日、開かれる初公判に強制的に出廷させるための「勾引」の手続きを取り、元議員は身柄を拘束されました。 野々村元議員は、去年11月に開かれた初公判を、「精神的に不安定になっている」として欠席し、裁判所は26日に改めて開かれる初公判も正当な理由がなく欠席するおそれがあるとして、強制的に出廷させるための「勾引状」を先週、出していました。 これを受けて、野々村元議員は25日、身柄を拘束され、26日の午前10時半から開かれる初公判に強制的に出廷させられることになりました。 野々村元議員は、おととし記者会見で、涙を流しながら政務活動費の支出の正当性を訴えて批判が高まり、その後、県議会議員を辞職しています。