イランの国旗が描かれた壁(2020年2月20日撮影、資料写真)。(c)ATTA KENARE / AFP 【5月29日 AFP】イランで15歳年上の男性と駆け落ちした10代少女が父親に首を斬られ殺害される事件が発生し、国内で激しい非難の声が上がっている。ハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領は27日の閣議で遺憾を表明し、同様の暴力事案に対応する法案を早急に通す意向を示した。 地元メディアによると、死亡したのはロミナ・アシュラフィ(Romina Ashrafi)さん。アシュラフィさんは21日、北部ギラン(Gilan)州ターレシュ(Talesh)の自宅で就寝中に父親によって斬首されたとみられている。 男性が親族の女性を殺害するいわゆる「名誉殺人」とみられるこの事件はイラン国内で広く報じられており、地元紙エブテカール(Ebtekar)は1面で「安全でない父親の家」という見出しで