大量の軽石が流れ込み旅客船が欠航している久高島の診療所の医師がNHKの取材に対し、欠航が長期化した場合、医薬品の不足などが発生するおそれがあると述べました。 久高診療所の所長で医師の有路春香さんによりますと、久高島には沖縄本島から旅客船で2週間に1回、医薬品が運ばれて来るということです。 このため、旅客船の欠航が長期化した場合、医薬品の不足が発生する可能性があるとしています。 また、久高島から定期的に本島の病院に通院している住民がいるほか、介護サービスなどは島外からの訪問看護師などに頼っているということで、今後の影響を懸念していました。 久高診療所の有路所長は、「欠航が長期化すると、医療だけでなく住民の生活にも大きく関わってくるので県などには航路を確保するようお願いしたいです」と話していました。