[サムライサッカーキング3月号掲載] 『ナリキン!』という作品をご存知だろうか。サッカーと将棋の共通点を軸に描き、その両者の特性が実に鮮やかに絡み合う、新感覚のサッカー漫画だ。将棋とサッカー。9×9=81のマス目と、芝のピッチ。果たしてこの奥深きテーマは、どのように描かれているのだろうか。 ベッカム戦法? チャビ戦法? サッカーの試合からイメージ 漫画『ナリキン!』の監修を務める野月浩貴氏は、日本将棋連盟に所属するプロ棋士だ。将棋同様にもともとサッカーが好きだったという野月氏は、サッカーから着想した戦法を自身の将棋に投影したりするなど、まさに「将棋とサッカー」を地で行く棋士である。将棋とサッカーのどこに共通点があって、それを劇中でどのように表現しているのか。その奥深い思考の一端を明かした。 ──監修をされる前から、「将棋とサッカー」については考えていたのですか? 野月(以下N) 将棋を始め
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