テレビ塔のたもと、2011年春に誕生した「創成川公園」。幅30m、全長820m。大通公園の約半分という小さな公園だが、緑とアートに彩られ、歴史を抱く散策スポットだ。朝、昼、夜…と歩いてみると、実ににぎやか。豊かな“音”に満ちている。 見上げれば、快晴の青。なんだか空が広く感じるのは、ビル街を貫く川と公園のおかげだろう。 朝の創成川公園を訪れたのは、昨年秋のこと。通勤中の会社員。ひっきりなしに走る車。都心のど真ん中だけに、せわしない気配に包まれている。 ところが、公園の川辺に降りてみると、あら不思議。さらさら、ざぁざぁ、ちゃぽちゃぽ。せせらぎはぐっと近くなり、街の雑踏がまるでBGMのようだ。のんびりいこうよ。川のささやきに誘われて、気楽な気持ちで歩き出す。 創成川公園は、創成川通に2カ所あった地下トンネルをつなぐ、アンダーパス連続化事業によって生まれた。交通混雑の解消に加え、目指したのは、歴
![創成川公園のシンフォニー。|特集|北海道マガジン「カイ」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/37befdb157ee8f1748b1eabe3ac69b31a266e15b/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fkai-hokkaido.com%2Fcontrol-panel%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F03%2Ffeature_vol34_park_head_c121-057-s-300x200.jpg)