2010年11月26日 水嶋ヒロ「KAGEROU」出版! ポプラ社が「初めての責任販売」に踏み切る「ワケ」 Tweet 10月にポプラ社小説大賞を俳優の水嶋ヒロが受賞したことは、ご存じの通り。 「水嶋ヒロ」としての投稿を「隠しての受賞」ということで、ずいぶん話題になった。 そのポプラ社だが、彼の受賞作「KAGEROU」で、同社初の責任販売に踏み切るという。 業界の方なら今さら言うまでもないが、書籍の販売形式は、責任販売でなく委託販売がほとんどだ。 委託販売とは、言ってみれば書店の「場所貸し」のようなもの。売れれば書店にマージンが入る一方、売れ残りは返本(返品)すれば書店は1円も負担しないで済む(店舗運営資金はもちろん必要だ)。 これに対し責任販売とは、書店が身銭を切って書籍を購入し、売れ残れば損失を書店が被る形式。売れ残りリスクが出版社から書店に移る分、書店が手にするマージンはこちらのほう