『ヴィオレッタ』(原題:My Little Princess)は、2011年公開のフランスの映画。母である写真家イリナ・イオネスコの被写体として幼い頃からヌードを含むモデルとなっていた女優・エヴァ・イオネスコが、その経験を基にした母親と娘の葛藤のストーリーを自ら監督し映画化した作品で、初の長編劇映画監督作品となった[1][2]。 第64回カンヌ国際映画祭に出品された際には、本作が児童ポルノにあたるかどうかが議論され、その後の各国での公開に際してもレイティングに関する議論を巻き起こした[3]。 ストーリー[編集] 1970年代のフランス[4]、元画家アンナの一人娘で12歳のヴィオレッタは、窓から墓地の見える家で暮らす。ネグレクト気味で、たまにしか帰らない母と曾祖母は仲が悪い。ある日、アンナはヴィオレッタを自宅のスタジオに入れ、鏡に囲まれた部屋でドレスを着せ、化粧を施して写真のモデルをさせる。