2019年10月19日(土)、渋谷のFabCafe MTRLにて、ウェブサイエンス研究会オープンセミナー vol.9「ミラーワールドから考える拡張現実の世界」が開催された。早稲田大学准教授であるドミニク・チェン氏による司会のもと、3名の登壇者によって各々の専門分野からミラーワールドについて提起を行ったあと、議論を深めるためのパネルディスカッションが行われた。以下では、そのイベントレポートをお送りする。 1. 人工生命と拡張現実-岡瑞起(筑波大学/研究会主査) 最初に登壇したのは、筑波大学准教授でウェブサイエンス研究会の主査でもある岡瑞起氏。岡氏はミラーワールドの概要について説明したあと、それが人工生命とどのように関わってくるのかを論じた。 インターネットは現在、膨大な数のサイトを繋いでおり、それは膨大なテキストや画像データの蓄積をもたらした。あらゆる「情報」のデジタル化である。さらに近年で
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