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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/hosakanobuto (6)

  • かくれキリシタン取材を終えて - 保坂展人のどこどこ日記

    ここ数日、来週の『週刊朝日』に掲載する「かくれキリシタンルポ」の執筆と調査に集中していた。長年、関心を持ってきてとはいえ、実際に年末年始と生月島や外海地方を訪ね取材をした上でルポを書く機会を与えてくれた編集部には感謝をしている。来週以降、2回連続で上下掲載されるから、内容はここではふれない。ぜひお読みいただきたい。ただ、この仕事を選んだことのひとつに、15年間すべての力をかけて考え続け、情報発信し、また行動してきた「政治」から、ひとときだけ離れて頭の中を空っぽにしてみたいという気持ちがあった。たしかに、取材をして、を読み、考え、書いている時は、「政治」から離れた。 ところが、400年の時空を超えてかくれキリシタンルポを書いているうちに、これは「政治」そのものだと思った。私は、この10年、死刑廃止の立場から発言を続けているが、日歴史上最大の苛烈な死刑執行は「キリシタン処刑」ではなかった

    かくれキリシタン取材を終えて - 保坂展人のどこどこ日記
    toya
    toya 2018/12/24
  • 全国の児童養護施設の緊急実態調査を望みたい

    全国で「タイガーマスク旋風」が拡大している。児童養護施設に届けられるのはランドセルだけではなくて、玩具・文房具や現金・商品券などにも広がった。一昨日、「『タイガーマスク』を児童養護施設改善のチャンスへ」という記事を書いたら、多くの人からの反響をいただいた。何はともあれ、児童養護施設の実態に関心が集まったことをチャンスにして、なかなか進まなかった施設・制度の改善に結びつけていくべきというのが私の考えだ。 2000年に超党派の議員立法で制定した児童虐待防止法は、各党の国会議員がそれぞれ力を出し合って議論し、協力してつくりあげた法律だ。「3年ごとに見直し」という条項があり、私自身も「2003年」「2006年」と同法の見直しに関わってきた。その議論の時に10年越しで話題になってきたのが、親から分離されて子どもたちが育つ児童養護施設の施設面の改善、そして18歳(高校卒業時)に施設を出なければならない

    toya
    toya 2011/01/13
  • 「タイガーマスク」を児童福祉政策改善のチャンスに

    暗いニュース、やりきれない事件が続く。そんな中で、群馬県で児童養護施設にランドセルプレゼントする「タイガーマスク」が現れて、全国に一気に広がった。今日の新聞にも岐阜と長崎でランドセルプレゼントされ、神奈川県厚木の児童相談所には紙袋に入った玩具などが届いた。また横浜市の児童養護施設には、文房具類が宅配便で届き、また他にも商品券や現金などが「伊達直人」名から贈られている。メディアで報道されると、「タイガーマスク伊達直人」となる人が増えているということだろう。それでも、「児童養護施設の実態」について全国的な注目が集まり関心が寄せられるのはいい機会だと思う。 私は、2000年に児童虐待防止法という超党派の議員立法をつくるために奔走した。この10年、私の頭から離れなかったことがある。御存知の通り、児童虐待の疑いの通報は、児童相談所、保健所などで法施行後に急増した。その結果、児童虐待の被害児童が保

    toya
    toya 2011/01/11
  • 八ッ場ダム、とめどなく溢れる思考停止報道

    前原国土交通大臣が八ッ場ダムの視察に向かった。 これと前後して洪水のように溢れるテレビ報道は、どれもステレオタイプな表層をなでるばかりのもので、「ここまで造ったのにもったいない」「住民の怒りはおさまらない」などと繰り返している。私たちが10年にわたってこのダムの問題点と向き合ってきたのは、「造ること自体がもったいない」「住民の意志は踏みにじる」旧建設省河川局以来の国の姿勢そのものだった。 政権交代によって危機に陥った国土交通省のダム官僚たちが煽っているデマを何の精査もせずに垂れ流しているテレビ番組を見ていると「思考停止社会」も極まっていると感じる。まず代表的なデマは「工事の7割はすんでいて、あと3割の予算を投入すればダムが出来る」というもの。これは4600億円の予算をすでに7割使用したということに過ぎなくて、工事の進捗率とは何の関係もない。嘘だと思ったら、国土交通省河川局に聞いてみるといい

  • ひとり今夜はカラオケで

    時折、友人とカラオケに行き、盛り上がる。同世代の友人だと、10代後半から20代前半のお互いの「選曲」に顔を見合わせて、懐かしさと一時のタイムスリップを味わう。趣味の乏しい私自身、楽しみにしているひとときだ。ところが、意外な話を聞いた。カラオケ店で働く若者から、「最近、ひとりで来店する人が多いんですよ。年代問わずですね。注文を取りに行くとたいがい歌ってるんで、お互い気まずいですね」という話だ。 カラオケを練習している人もいるらしいが、すべての人が練習のために来ているのではない。最初から「ひとりカラオケ」を楽しむために来店している人も相当数いるという。「昼の時間だと結構多くて3分の1いますね」ということだ。私は「ひとりカラオケ」の経験がないので、「カラオケは誰かと一緒にやるもの」という固定観念があるせいなのか、考え込んでしまった。 以前のカラオケはスナックやバー等の飲み屋に入っていた。突然にフ

    toya
    toya 2006/08/09
  • ワーキング・プアを生み出したのは誰か

    景気が回復局面だという。企業の設備投資意欲も活発になり、久しく続いた「ゼロ金利」も解除に向かう。「医療・福祉のセーフティーネットは過剰に充実しすぎており、金持ちがもっと金持ちになって社会全体を牽引していくことで下層階級の所得も引き上げることが出来る」というのが、新自由主義の構造改革論者の十八番だったが、そろそろ「構造改革」の結果が現れて検証可能な地点に立っている。今年の国会で「格差社会」がテーマとなったのは、「非正規雇用が3人に1人」「生活保護以下の所得で生活する人々が400万人以上」などと実態の一部が出てきたからだ。 真面目に働くことで貯蓄をして、よりよい住居や生活を構築するという従来の「勤労者像」をさかさ絵にしたような悪循環に苦しんでいるのが、「ワーキング・プア・働く貧困層」の人々である。働き続けることで、あるいは求職を続けることで、わずかな貯蓄をも取り崩してアパートの家賃を支払うお金

    toya
    toya 2006/07/28
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