▲斉藤章佳さん。手にしているのは自身の著書。右から『万引き依存症』『男が痴漢になる理由』と、その韓国語版 私自身が「摂食障害」だった 話題の著書 『男が痴漢になる理由』『万引き依存症』(イースト・プレス刊)の著者で、精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳さん。 長年、アルコールや薬物、性、ギャンブルなど依存症の治療に携わってきたが、そんな斉藤さん自身、実は若い頃に「チューイング」といわれる摂食障害に苦しんだという。 沖縄でのホームレス生活でそれを克服したという斉藤さんに、男性でも摂食障害になる理由、克服した経緯、依存症の病理、沖縄での食の思い出などを聞きました。 ──「摂食障害」といえば、女性がなる障害というイメージがありましたが、男性の場合はどういう人がなりやすいのでしょうか? 斉藤:体重制限のあるスポーツをやっている人は、みんな何かしら経験していると思いますね。臨床の中で出会う男性の摂食
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