日本ではタブー視されがちな「マネー教育」 自分の子供にはおカネに困ってほしくない、自分より成功してほしいと思うのが、親の常。しかし、実際に子育てをしてみると、日本では学校でも家庭でも、子供とおカネの話をするのはタブー視されている印象を持ちます。 アメリカでは、子供たち自身がクッキーを訪問販売したりレモネードを路上で売ったりする光景はよく見られますし、小学校や中学校でおカネに関する授業があることは珍しくありません。 高校ではクレジットカードや契約書の読み方、学生ローンの返済方法について指導する「パーソナル・ファイナンス」の授業を卒業必修単位に含める州が増え、85%以上の高校生が履修しているそう。しかし、日本では「お店屋さんごっこ」や「職業体験」のような疑似体験に留まり、おカネ自体には触れられないのが一般的です。 私は、7歳と5歳の子供を持つ母親ですが、元々コンサルやファンドで働いていた経験も