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ブックマーク / ohtake.cocolog-nifty.com (3)

  • 最低賃金引き上げの効果: 大竹文雄のブログ

    最低賃金の引き上げが雇用にどのような影響を与えるかについては、以前、橘木先生と私の対談(pdf)を紹介した。日についての実証研究が不足しているというのが共通の事実認識だった。 最近、一橋大学の川口大司さんと森悠子さんが、格的な実証研究を発表した。最低賃金周辺で働いている人たちの特徴を明らかにした上で、最低賃金引き上げが雇用率に与える影響を日のデータを使って分析している。 世帯主についてみると、最低賃金で働いている人は、そうでない人にくらべて年収が低い。これは当然だろう。しかし、最低賃金で働いている労働者の約70%は、世帯主ではない。年収300万円以下の低所得世帯の世帯主となっているのは、最低賃金で働いている労働者の15%程度である。多数派の最低賃金労働者(最低賃金労働者の約50%)は、世帯年収500万円以上の世帯主以外の労働者である。最低賃金を引き上げることは、貧困世帯の所得を上げる

    最低賃金引き上げの効果: 大竹文雄のブログ
  • 賃金規制が死亡率を高める?: 大竹文雄のブログ

    CEPRのVoxブログのCarol Propper、 John Van Reenen両氏による"Can pay regulation kill? Evidence from English hospital trusts"は衝撃的だ。看護師の賃金規制によって、都市部の看護師の人手不足を招き、派遣や非常勤看護師が増加した結果、患者の死亡率が増加しているという研究結果だ。日でも同じようなことが起きていないのだろうか。 製造業でも、正社員の解雇規制強いので、非正規社員や派遣社員が増えて、製品の品質 が低下してしまうということが起きるというのも、過小供給と過小需要という違いがあるが、正社員の数が規制によって過小になっているという意味では基的には同じ理屈だ。

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    tradorok
    tradorok 2008/02/13
  • 「ウィキノミクス」と改正統計法: 大竹文雄のブログ

    『週刊東洋経済』、2007年8月4日号に掲載した「「ウィキノミクス」で経済政策」のロングバージョンをアップします。 ******* カナダの小さな金鉱山会社が、自社が持っている地質データをインターネットで公開し、金鉱脈を見つける優れた方法を提案した人に賞金を出した。この方法で、この会社は多くの新たな金鉱脈を発見することができた。タプスコットとウィリアムズ両氏による著書『ウィキノミクス』(日経BP社)の冒頭に紹介されている事実である。 このアイデアを思いついた金鉱山会社の社長は、コンピューターの基ソフトであるリナックスの開発方法を聞いたことが発端だったという。リナックスの開発者のリーナス・トーバルズが、自分の開発したコードを世界に公開し、世界中のプログラマーがリナックスの開発に無償で取り組んだことが、優れたソフトの開発につながり、現在広く使われるようになったというよく知られた事実である。

    「ウィキノミクス」と改正統計法: 大竹文雄のブログ
    tradorok
    tradorok 2007/09/29
    日本を題材とした研究の問題点と、「ウィキノミクス」を連想させる、欧米を対象とした研究の環境
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