タイヤの位置を入れ替えるローテーションを定期的に行うとタイヤが長持ちするといわれますが、適切に行うことで乗り心地の悪化を防ぐことにもつながります。 摩耗の偏りをなくすことで、より長く使える クルマのタイヤは「定期的にローテーションした方が長持ちする」といわれます。ここで言う「ローテーション」とはクルマの前後のタイヤを入れ替えたり、左右の配置を入れ替えたりすることですが、なぜそうすることでタイヤが長持ちするのでしょうか。 タイヤのローテーション作業のイメージ(画像:写真AC)。 ブリヂストンによると、ローテーションを行う目的は、4つのタイヤが摩耗する度合いを均一化させることだといいます。 「タイヤは装着する位置によって摩耗の仕方や摩耗のしやすさが変わります。タイヤのローテーションを長期間行わなかった場合、たとえば後輪では溝が残っているのに、前輪では摩耗が進んでスリップサインが出てしまうという