その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日はジョリ・ジェンセン(著)、後藤伸彦、波多野文(訳)の『 「書けない」悩みに効く論文執筆術 』です。「序文」をお届けします。 【序文】 ライティングの生産性に関する研究とアドバイスは1つの文に要約することができます。つまり、生産性を高めるには「楽しく、ストレスの少ない状態で、頻繁に、執筆プロジェクトとふれあう必要がある」。問題は、研究者の日々は、これとは正反対だということです。つまり、気が重く、強いストレスを感じながら、ごくたまにしか執筆プロジェクトとふれあわないのです。 研究と関わりのない人は「学問の場」は執筆を支援してくれる環境だと思っていることでしょう。しかしそうではありません。確かに長い休みはあるし、1日に授業は数コマしかありません。

