ミラーレンズは、カセグレン式天体望遠鏡の構造を写真撮影用に導入したもので大変特徴がある。光を鏡筒内で二度反射させるので、同焦点の望遠レンズに比べて驚くほど短い鏡筒におさまる。反射鏡を用いると原理的に色収差が生じず、望遠で必要とされる大口径で長焦点の系が比較的容易に得られる。 光学天体望遠鏡の主流が反射式なのはこのためだ。 ところが撮影対象の状況にもよるのだが、ドーナツ状のボケが金環日食の木陰の様に沢山出る場合や、強い二線ボケがめだってしまう事が時々生じる。二線ボケでは、焦点の外れたところの一本の枝が、ボケた二本の枝がある様に見える。これらの種類のボケは、写真に違和感を感じさせるとして、一般には好まれない。大変優れた要素を持つミラーレンズが、民生写真機の世界ではマイナー扱いをされる理由だ。 また、構造的に光学系の中間点で絞りを作りにくいらしく、現実に絞りを内臓した物は見当たらない。 絞りは写
名玉きましたねー。 前玉の凹レンズ、特異な絞り羽根、クリック感の無い絞りリング、バヨネット式のフィルターなど、マニア心をくすぐる変な特徴がいっぱいある変わり者ですが、開放からシャープでなめらかなボケは惚れ惚れします。絞ってもぼけるというのは使っていてなんとなく感じていましたが、比較を見て驚きました。ここまでぼけると。凹レンズの影響なのかもしれませんね。 絞りリングに銅のバネが使われていて、青錆びが出ていることが多いので一度メンテナンスした方がいいです。 返信削除 monogusanさんこんにちは ウルトロンを所持していらっしゃるようですね。絞っても絞っても錯乱し続ける底なし沼。このレンズはとても面白いですね。青サビの問題はWEB上でも話題になっており、バルサム切れだのなんだのといった憶測や、このレンズの持病だなどと書かれていましたが、絞りリングに銅が使われていたことが原因だったのですね。勉
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