STAP細胞の存在が根底から揺らいでいます。 STAP細胞の論文の著者の1人、山梨大学の若山照彦教授が第三者機関に依頼していた細胞の解析結果が発表されました。 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが作製し、若山教授が培養したこの細胞。 しかし、解析の結果、小保方リーダーが使ったとしていたマウスの細胞ではないことが分かったのです。 STAP細胞を巡る疑義はさらに広がっています。 科学文化部の藤原淳登記者が解説します。 若山教授の解析 ことし3月、若山教授は小保方リーダーをはじめとする著者たちに論文の取り下げを呼びかけるとともに、みずからが保管していたSTAP研究に関係する細胞の詳しい解析を第三者機関に依頼していました。 解析に当たったのは、この分野で有数の技術を持つ放射線医学総合研究所です。 解析されたのは小保方リーダーから受け取ったSTAP細胞をもとに若山教授が培養した