彼がお金を借りようとしている事情について僕は何も知りません。 だからこれから書くことは一般論です。 「お金を借りることが出来る」というのは、ひとつの特権(privilege)です。 特権は権利(rights)とは違います。 権利は「国民の権利」というように皆が平等に享受できるものです。 これに対し特権は「特権階級」という言葉からもわかるように不平等さを伴うものです。 平たい言い方をすれば、「住宅ローンがおりないので家が買えない」というのは特権を与えられることを拒否された例です。 日本では「お金を借りる」ということを毛嫌いする風潮がありますが、お金を借りることの本質は「先食い」に他なりません。 「今日、あの家を買ってそこへ住みたい。でもいまはポン!と全額払ってそれを現金で買うことはできない。だからローンを組む」これが住宅ローンです。 銀行から借入れ出来る人は湾岸のタワマンを購入するなどしてそ