食を通じた地域の高齢者らの交流の拠点にしようと、若松区で「大人食堂」を開く動きが進んでいる。地元の商店主ら有志が中心となり、2月下旬から3月上旬の開店に向けて、「オール若松」で取り組んでいる。 大人食堂を発案したのは、同区東部の明治町銀天街近くで居酒屋を経営する小山洋明さん(56)。高齢者の孤独死などが社会問題となる中、大勢で食事がとれる場所を提供することで地域との関わりを持ってもらおうと、昨夏から活動を開始した。地元の理解も得ようと、商店主や区役所職員なども交え打ち合わせを重ねてきた。 食堂は、靴屋だった同商店街の空き店舗を改装。内装や外観の設計などは小山さんの知人に依頼した。高齢者でも食べやすい肉うどんをメインに安値で提供する予定で、店名は「食○(しょくまる)」に決まった。食を通じた取り組みが社会問題の解決につながり長く循環するように、との思いを「○」の文字に込めた。 区の東部では、昨