カラーネガフィルムの現像を行うなら各メーカーよりカラー現像キットが発売されているので白黒フィルム現像と同様に液温・攪拌・時間の管理を正確に行えば良質のネガが得られる。カラー処理プロセスは、38度処理であるが家庭で処理するなら液温管理と現像時間誤差の面から30度処理が適していると思う。カラーネガ現像用ホビーキットの中でナニワカラーキットNが1本当たりの処理単価が低い。(36枚 8本処理 実売1700円程度) また、処理本数が多い場合は、コダック フレキシカラー(業務用10L単位)の利用も選択肢に入るだろう。 カラーネガ現像液処方としては、コダックのC−42現像・補充液が公開されている。また、写真工業出版の「暗室百科」に紹介されている荒井氏処方は、長い間使用してきたが簡単であり結果も満足でき自家調合に適していると思う。漂白・定着処理は、2つの反応を同時に行う漂白定着液使用が主流であるがEDTA