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ブックマーク / realsound.jp (56)

  • Z世代に「オールドコンデジ」なぜ流行? 秋葉原のカメラ専門店で聞いてみた

    Z世代を中心に勢いを増している“オールドコンデジブーム”。30代の筆者にとって、コンデジは学生時代を彷彿とさせる懐かしい存在だ。だが、その懐かしさを知らない世代の若者のあいだで、なぜかいまコンデジが流行している。 流行の火種は、TikTokやInstagramといったSNSだ。アプリ内で「デジカメ」「コンデジ」といったワードを入力すると、写真だけではなくオールドコンデジの入手方法や設定の仕方、画像の取り込み方法まで紹介されている。 今回は、オールドコンデジのコーナーを店内に設置している、中古カメラ専門店『2nd BASE』を訪ね、いまのコンデジブームについてどう感じているのか、現場の目線で語ってもらった。また、具体的にはどの機種が人気なのか、レトロな仕上がりで撮影できる方法やコツについても教えてもらった。 音楽業界まで広がりを見せるオールドコンデジブーム 『2nd BASE』は、秋葉原の高

    Z世代に「オールドコンデジ」なぜ流行? 秋葉原のカメラ専門店で聞いてみた
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    trashcan 2024/03/24
    ケンコー・トキナーの中華コンデジでも買ってろ
  • 「商業カメラマンが育っていないんです」ベテラン雑誌編集者が嘆く、出版業界の構造的な問題点

    ■素人フォトグラファーに仕事を発注? イツバネットの代表取締役・河戸弘太氏が、小・中学校の入学式を撮影するフォトグラファーをあろうことかXで募集したとして、炎上した。同氏はXを更新、謝罪に追い込まれてしまったニュースが話題となった。撮影は中止することに決めたという。 この度は小中学校の入学式の撮影案件につきまして多くの方にご心配・ご迷惑をお掛けしましたこと誠に申し訳ありません。 詳細につきまして文字数の関係で下記にて記載させていただきます。 pic.twitter.com/PUionKpRzd — 河戸 弘太 | itsuba.net LLC (@itsuba2) March 3, 2024 募集要項は「一眼レフで人を撮った事がある方」というもので、報酬は3万5000円というものだった。この募集要項を読んだ限りでは、趣味レベル、素人レベルのフォトグラファーが応募してくる可能性があり、しかも

    「商業カメラマンが育っていないんです」ベテラン雑誌編集者が嘆く、出版業界の構造的な問題点
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    trashcan 2024/03/19
  • 『舟を編む』ドラマ版だからこそ描けるもの “言葉をめぐる冒険”はいつまでも続いていく

    “右”を説明してください、と言われ、岸辺みどりは紙に大きく「→」と書いて掲げる。同じ問いに対して原作の馬締光也は「体を北に向けたとき、東にあたる方」と答え、映画版では「西を向いたとき、北にあたる方」と答えていた。世の中に数ある辞書のなかには「箸を持つ方」などと当然のように書かれているものもあるが、それは左利きの人間を考慮に入れていない、極端な言い方をすればマイノリティを透明化した語釈である。「この辞書を開いたとき、偶数ページにあたる方」と読者の視点によって成立する画期的な語釈もあるようだが、冒頭の岸辺の回答はそのどれよりも端的でわかりやすい。 現在放送されているドラマ『舟を編む〜私、辞書つくります〜』(NHK BSプレミアム)は、映画とアニメで映像化されてきた三浦しをんの小説『舟を編む』のテレビドラマ版。これまでは馬締を軸にした物語が紡がれてきたのに対し、今作では馬締は助演ポジションにシフ

    『舟を編む』ドラマ版だからこそ描けるもの “言葉をめぐる冒険”はいつまでも続いていく
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    trashcan 2024/03/18
  • 『君たちはどう生きるか』なぜゴールデングローブ賞に? 現地記者が見た、日米での評価の違い

    宮崎駿監督による映画『君たちはどう生きるか』が、1月7日に発表された第81回ゴールデングローブ賞(2024年)の最優秀長編アニメーション映画賞を受賞した。 日国内では2023年7月、大規模な宣伝や試写会を行わず、謎の鳥のイラストのみが明かされるという状況で公開されたが、オープニング4日間で21.49億円という幸先の良いスタートを切った同作。一方、宮崎駿監督の作家性が強く出た作風に対する評価は絶賛派と酷評派で二極化し、2024年1月現在、国内の興行収入100億円割れで当初の勢いは失速したと見る向きが強い。 対して、北米では2023年12月8日に公開されるやいなや、興行収入でランキング首位となるなど、ジブリ史上最高額を記録している。今回のゴールデングローブ賞受賞で、さらに勢いを増すことは間違いなさそうだ。 米国で同作はどのような点を評価されたのか。米ロサンゼルス在住の映画ライターで、年度の

    『君たちはどう生きるか』なぜゴールデングローブ賞に? 現地記者が見た、日米での評価の違い
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    trashcan 2024/01/17
  • FANZA動画年末10円セールが本日よりスタート 恒例の“スペシャルクエスト”も開催

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    trashcan 2023/12/16
    エロ注意
  • 『仮面ライダー』はいまもまったく色褪せない! 4Kリマスター版の美しさを堪能せよ

    顕著なのが第2話「恐怖蝙蝠男」で、後半の郷と蝙蝠男が対峙する室内や、その後の仮面ライダーと蝙蝠男の夜間の戦いは、既発のソフトやHDのテレビ放送版よりも観やすい。第1話「怪奇蜘蛛男」にしても、自分の握力に驚く郷と緑川博士の会話部分は光源のない薄暗い部屋にもかかわらず、俳優陣の肌色の良さが感じ取れる映像になっている。ロケ地の遥か遠方に見える山や建物など背景も、白飛びせずにはっきり確認できる。 番組初期に、自ら変身後のスーツアクションも担当していた藤岡弘、の健闘ぶりは有名だが、前述の70年代変身ブームの勢いに作を上手く乗せたのは、仮面ライダー2号・一文字隼人を演じた佐々木剛であろう。軽口を叩く陽性のキャラ付けとヒーロー性の強い一文字は、子供が真似しやすい「変身ポーズ」を取って仮面ライダー2号に変身する。歌手の山リンダをはじめ女性レギュラーを多く投入し、地方ロケや2週にわたる前後編エピソー

    『仮面ライダー』はいまもまったく色褪せない! 4Kリマスター版の美しさを堪能せよ
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    trashcan 2023/07/28
  • CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN、「都内の路上にて曲を作る」動画が話題に バンド結成から無二の音楽性まですべてを語る

    CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN、「都内の路上にて曲を作る」動画が話題に バンド結成から無二の音楽性まですべてを語る とても素敵な若き3人組を紹介したい。彼らの名は、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN。読み方は、「チョコパコチョコキンキン」。「覚えづらそうな名前だ」と思われるかもしれないが、何回か口に出してみれば思いのほか覚えやすいので、ぜひ、口に出して、この名を呼んでみてほしい。 小学生時代からの幼馴染がコロナ禍で再び集まり、夜な夜な遊び始めたことが始まりであるという彼らの音楽や映像には、とても切なくて幸福な空気感が濃密に漂っている。遠い異国に思いを馳せることと、自分の記憶を掘り起こしながら何かを思い出そうとすることが、「今」という刹那の中で重なっている。そのリズムやメロディは甘く快楽的といえるが、そこには、コロナによって様々な楽しみが奪

    CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN、「都内の路上にて曲を作る」動画が話題に バンド結成から無二の音楽性まですべてを語る
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    trashcan 2023/07/07
  • 『代紋TAKE2』『ゴールデン・ガイ』の漫画家・渡辺潤 任侠漫画の人気作家はなぜ萌え絵を描き始めた?

    『代紋TAKE2』は原作・木内一雅、作画・渡辺潤のコンビで連載された。単行全62巻。 1989年のデビュー以来、『代紋TAKE2』から『三億円事件奇譚 モンタージュ』など、数々のヒット作を送り出してきた漫画家、渡辺潤。来る2月27日には、現在「週刊漫画ゴラク」で連載中の『ゴールデン・ガイ』第8巻が発売される。 実に33年に渡って漫画を描き続ける渡辺は、進取の精神を常に忘れない漫画家でもある。特に、近年はTwitterに定期的にUPされる萌えキャラのイラストでも人気で、若い世代のファンも獲得している。 それにしても、任侠漫画で評価が高い渡辺が、なぜまったく異質といえる萌えイラストを描くのだろうか。そこには、ファンとの交流を楽しむ渡辺の純粋な気持ちだけでなく、旺盛な好奇心に起因する飽くなき探求心、さらには女性キャラクターの描写で編集者から投げかけられた言葉との葛藤など、実に興味深いエピソード

    『代紋TAKE2』『ゴールデン・ガイ』の漫画家・渡辺潤 任侠漫画の人気作家はなぜ萌え絵を描き始めた?
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    trashcan 2023/02/27
  • 日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる

    先週末の動員ランキングは、『ONE PIECE FILM RED』が土日2日間で動員9万人、興収1億2300万円をあげて13週目の1位となった。11月6日までに累計動員は1301万人、累計興収180億円を突破しているが、ギョッとするのは週末の数字だ。興収1億2300万円で1位。これは、首位の週末興収としてはコロナ禍前までの水準だと年間でも最低レベルの数字である。 そのことを踏まえずに、今週末の日全国のシネコンのスクリーンが新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』にほぼ占拠されることを批判しても仕方がない。8月以降、新作では最終興収30億円の大台にギリギリ届きそうな『沈黙のパレード』をほとんど唯一の例外として、『ONE PIECE FILM RED』におんぶに抱っこ状態だった国内の映画興行。『すずめの戸締まり』は待ちに待った「大ヒットが約束された作品」なのだ。そこでもし観客を取りこぼすようなこ

    日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる
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    trashcan 2022/11/10
  • 『うる星やつら』“沼”に引きずり込まれる! ポップな仕上がりから感じる制作陣のこだわり

    フジテレビの深夜アニメ専門枠「ノイタミナ」で、目下『うる星やつら』が放送中だ。原作は高橋留美子が描いた同名漫画で、1978年から1987年まで約9年に渡って雑誌連載された。宇宙から来た押しかけ女房のラムと、軽薄かつ浮気性な諸星あたるを中心に様々なキャラクターが入り乱れるコメディ作品として、連載期間中の1981年にはテレビアニメ化。以後、数々の劇場用長編とオリジナルビデオアニメも制作されたアニメ版は、初代チーフディレクターを務めた押井守監督のフィルモグラフィーとして重要な位置づけになっている。そんな『うる星やつら』が再アニメ化!という情報が2022年1月に解禁され、高橋留美子ファンや1981年のアニメ版を知る世代からは、驚きと喜びの声が挙がったのだ。 TVアニメ『うる星やつら』ノンクレジットOP 【MAISONdes「アイウエ feat. 美波, SAKURAmoti」】| 毎週木曜日24時

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    trashcan 2022/11/07
  • 『バズ・ライトイヤー』飛行テストが暗示する“人生の持ち時間” バズの苦悩が胸を打つ

    『トイ・ストーリー』シリーズ(1995年~2019年)のスピンオフとして製作された映画『バズ・ライトイヤー』が、7月1日から公開となった。いったいどのような派生作品なのか、予告編だけではやや分かりにくかったが、作は「かつてアンディ(シリーズ編に登場する少年)が、バズ・ライトイヤーのおもちゃを買うきっかけになった1995年公開の映画」という設定になっている。 こうした前情報からは、キッズアニメの王道を行く冒険と感動の物語なのではと予想されるが、実際の作品はかなり印象が異なっていた。作を観た観客の多くは「まだ幼い少年が、この重苦しい映画を好きになるだろうか」という疑問を抱くだろう。子ども向け作品らしからぬ、登場人物の生々しい苦悩が感じられる内容が特徴だ。 しかし私は、そのいびつなバランスや暗い影に惹かれた。常に観客の期待を越える、洗練された映画を作ってきたピクサーらしからぬ泥臭さやがむし

    『バズ・ライトイヤー』飛行テストが暗示する“人生の持ち時間” バズの苦悩が胸を打つ
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    trashcan 2022/09/17
  • 『さかなのこ』は最高の“親切映画”だ “好き”を懸命に追いかけるのんの生き様が眩しい

    かねてから、私が個人的に提唱している映画ジャンルに「親切映画」がある。登場人物が誰かに親切にしたり、誰かから親切にされたりする物語。恋愛映画のように情熱的な関係やロマンティックな台詞はないけれど、純粋な善意から人を助けたり、手を差し伸べたりする親切映画は、観ているだけで嬉しくなってくる映画ジャンルだ(そんなジャンルがあればの話だが)。 親切は愛よりもずっと簡単で、思い立ったらすぐにできる気軽なコミュニケーションの方法である。ああ、人の親切心が描かれた映画が観たい。沖田修一監督の最新作『さかなのこ』は、そんな私の期待に応えてくれる、最高の親切映画であった。 小学2年生のミー坊(西村瑞季)は、魚が大好きな男の子。彼は日々、手作りの「ミー坊新聞」で魚の魅力を発信しつつ、水族館や海に出かけては魚に親しんでいた。学校の勉強は苦手だが、母(井川遥)は「いつかお魚博士になりたい」と夢見るミー坊を肯定し、

    『さかなのこ』は最高の“親切映画”だ “好き”を懸命に追いかけるのんの生き様が眩しい
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    trashcan 2022/09/14
  • 花澤香菜、新たな一歩を踏み出し開いていく様々な扉 前向きなマインドにフィットした最新シングルを語る

    花澤香菜がニューシングル『駆け引きはポーカーフェイス』をリリースした。昨年の夏にレーベルを移籍し、今年2月には“再出発”をテーマにした通算6枚目となるアルバム『blossom』を発表。シングルとしては通算15枚目となる作は、ヒロインの同級生・マキ役で出演するアニメ『それでも歩は寄せてくる』のオープニングテーマとなっている。これまでの彼女の活動を振り返ると、キャラクターソングを含む声優業と、“私”を歌うアーティスト活動の間には明確な境界線が存在し、個人名義ではそれほど多くのアニメソングを歌っていないイメージがあった。2012年4月にリリースした1stシングル『星空☆ディスティネーション』から10年。新たな一歩を踏み出し、様々な扉を開ける現在の彼女のモードとは。(永堀アツオ)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】 オリジナル動画もチェック! ーー所属レーベルをポニーキャニオンに移籍して、今

    花澤香菜、新たな一歩を踏み出し開いていく様々な扉 前向きなマインドにフィットした最新シングルを語る
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    trashcan 2022/07/28
  • 『ククルス・ドアンの島』はなぜ映画として蘇ったのか 安彦良和監督に制作の裏側を聞く

    映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が6月3日に封切られた。作はTVアニメ『機動戦士ガンダム』の1エピソードを、新たな装いと最新技術を駆使して映画化したもの。監督を務める安彦良和はTVアニメ版のメインスタッフだが、1990年代にアニメ制作の現場を離れ、漫画の世界に足場を移している。漫画家としての安彦はガンダムのコミカライズ作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(角川書店)を10年にわたって雑誌連載し、アニメ化された際には総監督として久々にアニメ業界に復帰した。 『ククルス・ドアンの島』は、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』(1982年)以来、40年ぶりのガンダム新作映画とされている(劇場公開された『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、OVAのイベント上映という扱い)。今回は安彦良和監督にTVアニメと映画の違いや、制作現場のこと、キャラクターのことなどを

    『ククルス・ドアンの島』はなぜ映画として蘇ったのか 安彦良和監督に制作の裏側を聞く
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    trashcan 2022/06/04
    ぶっちゃけそれしかやらせてもらえなかったんだろう
  • 『シン・ウルトラマン』賛否両論のさまざまな要素を検証 日本映画としての“課題”も

    『シン・ゴジラ』(2016年)、『シン・エヴァンゲリオン』(2021年)と続く、既存の作品を新たな解釈で劇場作品として作り直す試みがなされた「シン」シリーズ。今回公開され、現時点で観客動員100万人、興行収入15億円を突破した『シン・ウルトラマン』と、2023年公開予定の『シン・仮面ライダー』を加え、その規模は拡大し続けている。 さらには、それぞれの権利を持つ、東宝、カラー、円谷プロダクション、東映が合同で「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」なるプロジェクトを発表するなど、シリーズ全体の勢いは、作品外でも相乗的に増しているといえる。 だが大きな注目を集める一方で、作『シン・ウルトラマン』は、その内容に賛否の声が飛び交っているのも事実。ここでは、なぜ否定的意見が集まるのかも含め、作品のさまざまな要素を見直していきたい。 作の基となったのは、1966年から1967年までにTVで放送、

    『シン・ウルトラマン』賛否両論のさまざまな要素を検証 日本映画としての“課題”も
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    trashcan 2022/06/03
  • 庵野秀明が突きつける“現実”とは何か 『シン・ウルトラマン』に感じる虚構のカタルシス

    シン・ウルトラマン』は、「空想特撮映画」と銘打たれている。空想であるとわざわざ宣言しているのだ。 劇映画は基的にどれも空想の産物だが、それを物だと信じ込ませるために映画製作者たちはあらゆる手段を尽くす。例えば、半分以上創作であっても、着想を実際の事件に得たのならば、「Inspired by true events」とか銘打ったりして、観客に「物かも」となるべく思わせようと腐心するものである。 しかし、『シン・ウルトラマン』は最初から「これは空想ですよ」と自分から打ち明けている。変わった態度だ。 この態度は、作の企画立案者で総監修と脚を務めた庵野秀明が「特撮」というものをどう捉えているかがよく表れている。特撮とは、来は物を使って撮影できない事柄を、できるだけリアルを求めるために使われる手法であるが、庵野氏の考える特撮の魅力は空想であることそのものにある。 それは、庵野秀明がキ

    庵野秀明が突きつける“現実”とは何か 『シン・ウルトラマン』に感じる虚構のカタルシス
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    trashcan 2022/05/31
  • 「レッサーパンダ」が消えた春休み興行 『SING/シング:ネクストステージ』の独壇場に

    先週末の動員ランキングは、『SING/シング:ネクストステージ』が土日2日間で動員34万人、興収4億4300万円をあげて初登場1位に。初日から3月21日(祝)までの4日間の累計では動員61万8287人、興収7億8993万7630円と好調な滑り出しだ。2017年3月に公開された前作『SING/シング』もちょうど同時期の3連休前の金曜日に公開されたので正確な比較が可能で、オープニング4日間の成績が動員79万2833人、興収9億9390万1200円だった『SING/シング』との興収比で、今回の『SING/シング:ネクストステージ』は約80%の成績。最終興収51.1億円の大ヒットとなった前作に続いて、今作も大健闘している。 前作『SING/シング』が北米公開から3ヶ月後、今回の『SING/シング:ネクストステージ』も同じく北米公開から3ヶ月後と、このシリーズは今どき珍しく(イルミネーションの他作品

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    trashcan 2022/05/08
    「とりあえず現在も劇場公開が維持されているウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの新作の処遇と比べても、どうにも不公平に思えてならない」
  • 『私ときどきレッサーパンダ』で広がる理解の輪 “いい子”を目指したすべての女の子の物語

    「控えめに言って“地獄”!」と思わず叫びながら背中を痒きむしりたくなるような前半から、「うんうん、そうだそうだ」と胸がすくようなクライマックスへ。まるでジェットコースターに乗ったようなスピード感あふれる1時間40分だった。映画『私ときどきレッサーパンダ』のことだ。 これは「いい子」を目指したことのあるすべての女の子の物語 「地獄」と感じたのは、主人公の少女・メイが母親・ミンから背負わされている「いい子であれ」というプレッシャーを感じている日々のこと。きっとこれほど拒絶反応のようなものが出たのは、筆者自身もかつて「いい子」であろうとしていた時期があったからかもしれない。 母親が自分のことを大事に思っていることも、愛してくれていることもわかる。だからこそ、いい子でいることは親を喜ばせたいという子どもなりの生きる知恵でもある。だから勉強を頑張っていい成績を取った。放課後は寄り道をせずに真っ直ぐ帰

    『私ときどきレッサーパンダ』で広がる理解の輪 “いい子”を目指したすべての女の子の物語
  • 『私ときどきレッサーパンダ』は時代を変革する 映画史上に残る重要作品となった理由

    作のあらゆる表現における力強さの背景には、これまでそれがなかなか実現できなかったというフラストレーションもあるだろう。女性アニメーターのクリステン・レスターが手がけた、ピクサーの短編『心をつむいで』(2018年)が描いていたように、男性が中心となっている業界のなかでは、女性が肩身の狭い思いをしないために、男性の価値観を受け入れ、“名誉男性”のような振る舞いを強いられる場合もある。男性の思考や趣向に無理に合わせることで、その才能は制限されるのではないか。 今回のように、女性にとって風通しの良い環境が達成されたことで、こんなにも自由で魅力的な表現が達成できるというのは、素晴らしい驚きである。それは『キャプテン・マーベル』(2019年)の主人公が、強大な力を持ちながらも、周囲の状況や先入観によって、力を抑制されていた表現にも通じるのではないか。小さな頃から母親に物語を作る喜びを学び、父親から絵

    『私ときどきレッサーパンダ』は時代を変革する 映画史上に残る重要作品となった理由
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    trashcan 2022/04/04
  • 『私ときどきレッサーパンダ』は時代を変革する 映画史上に残る重要作品となった理由

    ピクサー・アニメーション・スタジオから、新たに時代を変革し、後世にまで大きな影響を与えることになるだろう、アニメーション映画の名作が、ついに出現した。『私ときどきレッサーパンダ』である。 ディズニープラスでの配信開始後、すでに各方面から高く評価されているが、おそらくそれだけにとどまらず、アニメーション史、映画史上に残る重要作品として、長きにわたって輝き続ける決定的な一作になるのではないか。ここでは、そんな作がどのように凄いのか、そして、どう時代を変革するのかを、内容を振り返りながら解説していきたい。 作の舞台は、2000年代のカナダの大都市トロント。そのチャイナタウンに住んでいる13歳のメイメイは、教育熱心で少々過保護な母親の期待に応えるべく頑張っている秀才の女の子だ。しかし最近、彼女には変化が表れ始めていた。思春期に突入した彼女は、学校の気の合う親友たちと同じくアイドルグループに夢中

    『私ときどきレッサーパンダ』は時代を変革する 映画史上に残る重要作品となった理由
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    trashcan 2022/04/03
    原題:Turning Red