トップレビュー思わず足を運びたくなる! 個性的で魅力的な「古書店」「図書館」のガイドブック 井上理津子著『すごい古書店 変な図書館』 『すごい古書店 変な図書館(祥伝社新書)』(井上理津子/祥伝社) 調査会社のアルメディアによると、2017年5月時点での全国の書店数は1万2526店となっている。1999年は2万2296店だったことから、この20年弱で1万もの店が閉店したようだ。確かに全国各地の国道沿いにチェーン系大型書店が並ぶ一方で、いわゆる「町の本屋さん」は確かにどんどん減っている(気がする)。 新刊書店の動きに連動するかのように、古書店も気づけば商店街から姿を消していることもよくある。しかし井上理津子さんによる古書店&図書館探訪記『すごい古書店 変な図書館(祥伝社新書)』(祥伝社)には、出版不況もなんのその、ひとクセどころかふたクセもみクセもある古書店が85店も掲載されている。 明治4
秋の夜長は読書で-。近江鉄道八日市駅(滋賀県東近江市)前の本町通商店街にオープンした書店「unonohon(宇野の本)」が、話題を呼んでいる。広さは6畳相当の小さな店舗で午前0時までの深夜営業が特徴で、店長の宇野爵(つかさ)さん(36)は「読書家が集うローカルなブック・コミュニティーづくりをめざしたい」と話す。 店舗は、京都の大手書店に勤めていた宇野さんが手頃な広さで本を選べる店を開こうと、今年8月にオープン。戦前に建てられた県ゆかりの建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した洋館の1室を借りた。 洋館内の隣接店舗には深夜営業のカフェバーもあり、コーヒーを飲みながら読書もできる。取り扱っている書籍は約400冊。宇野さんは「誰もが小さな本屋を開くことができるモデルケースになれば。ブックアドバイザーとして客の求める本探しに協力したい」と意気込む。 営業は木〜日曜日の正午〜午前0時。
フランス文学や幻想文学に関心のある読者にとって、水声社は小さいながらも屹立(きつりつ)した、存在感のある出版社である。仏文学者の鹿島茂さんは「週刊文春」の「私の読書日記」に「小出版社の中で『歴史』に残る出版社といったら『水声社』にとどめを刺す」とまで書いている。 国書刊行会で《世界幻想文学大系》(45巻)や《ゴシック叢書(そうしょ)》(30巻)、《ラテンアメリカ文学叢書》(15巻)といった空前絶後のシリーズを手掛けた鈴木宏さん(70)が、前身となる書肆(しょし)風の薔薇(ばら)を創設したのは昭和56年。平成3年に現社名となり、今日に至っている。 その鈴木さんが小田光雄さんのインタビューに応じ、自身の来し方、小出版社経営の実態を語った『風から水へ ある小出版社の三十五年』(論創社・3000円+税)を出した。宮下和夫さんや安原顕さんといった個性的出版人との交友や出版界、会社の危機的状況が語られ
鳴門海峡の渦潮で知られる徳島県鳴門市。3階建ての市役所本庁舎には市民課や税務課、財政課、総務課など市の各課が机を並べているが、市役所で働く職員の3割が非正規だ。中でも窓口対応が多い部署ほど非正規が多くなっている。 市は公営ギャンブル収入で豊かな財政を誇った時代もあったが、行政組織の肥大が財政を圧迫するなどし、財政健全化を推進してきた。その結果、退職した正規を非正規に置き換え、人件費を抑えるうちに非正規比率が高まった。2005年の14%が2016年で31%に上昇している。 31%という数字は全国の政令市を除く市部で平均的だが、非正規の増加に世間の目は厳しさを増している。市人事課は「今までと同じやり方は難しくなった。国の方針に従い、見直さざるを得ない」と対応に苦慮している。 徳島県市町村課は県内24市町村で働く非正規数を明らかにした。それによると、2016年は3,449人で、正規は8,947人
陸上自衛隊の駐屯地は旧日本陸軍の跡地を居抜きで使っている例が多い。東部方面総監部のある東京都の朝霞駐屯地はかつて振武台と呼ばれ、陸軍予科士官学校があった。敷地内には展示館の「陸上自衛隊広報センター(りっくんランド)」が開設されているが、旧軍関係の展示品は一切なく、別の施設である振武台記念館に乃木希典大将の掛け軸や昭和の軍礼服などが展示されている。 第15旅団が配備されている那覇駐屯地は、沖縄が本土復帰した1972年に開設された旧軍とは無縁の施設である。筆者も訪れたことがある広報資料館「鎮守の館」には沖縄戦を指揮した第32軍の牛島満司令官の軍服や沖縄戦のジオラマがある一方、自衛隊による災害派遣や急患輸送のパネルなども展示され、旧軍と自衛隊が渾然(こんぜん)一体となっている。ナレーションで旧軍を「わが軍」と呼ぶのは不適切であり、違和感しかなかった。 太平洋戦争で地上戦が行われ、4人に1人の県民
File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去6年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」(http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/)もしくは「日経テレコン」(本社・東京 http://telecom.nikkei.co.jp/)、「ジー・サーチ」(本社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(本社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから
指宿市立図書館の運営を担当するNPO法人「本と人とをつなぐ『そらまめの会』」が「ブックカフェ」を来春スタートさせる。専用車両を使い、本の紹介だけでなくパラソルを広げてコーヒーを出したり、路上ライブを開いたりして、市民同士の出会いや交流、まちの活性化を目指す。 「そらまめの会」は06年、市内の学校司書を中心に20~60代の女性24人が集まり「図書館を応援しよう」と発足させた。07年には市立図書館の指定管理者となり、館内での業務のほか、駅前の足湯を使った紙芝居などのイベントを続けてきた。 ブックカフェは、市の移動図書館が05年に廃止されたこともあり、図書館から遠いところに住む子どもたちにもっと本と出会う機会を持ってもらおうとメンバーが発案した。さらに、本を通じて住民が交流を広げ、地域活性化にも貢献しようと夢が膨らみ、今年4月からインターネットなどを通じて資金を集める「クラウド・ファンディング」
No Cookie. Cookieを有効にしてください 新潟日報モアでは、各サービスの利用者を判別するために、ブラウザー(Internet Explorerなど)に保存される「クッキー(Cookie)」の情報を使用しています。 サイトをご覧いただくためにはクッキーの設定を有効にしていただく必要があります。 お使いのブラウザーやパソコンの設定で、クッキーが使用できない状態になっていると、サイト内のコンテンツをご覧いただくことができません。 URLを直接入力された場合は、URLが正しいかどうかご確認ください。 クッキーが無効になっているケースとしては、以下のような場合があります。 お使いのブラウザーでクッキーが無効になっている お使いのブラウザーで、クッキー自体は有効だが、新潟日報モア(niigata-nippo.co.jp)のクッキーを受け付けない設定になっている セキュリティーソフトやファ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く