仙台市は9日、新型コロナ感染拡大を防ぐため市民利用施設を11日から5月10日まで休館すると発表した。市中心部を走る観光巡回バス「るーぷる仙台」も全面運休する。 休館するのは、市民センターやコミュニティーセンター、老人福祉センター、スポーツ施設など。図書館は予約した本の受け取りや返却のみ受け付ける。…
<ぐるっと兵庫・大阪・京都 ちょい旅> こんな図書館があったら――。ミカンと棚田で知られる和歌山県有田川町の地域交流センター「ALEC(アレック)」は、そんな住民の望みがたくさん詰まった「本のあるカフェ」だ。館内には心地よいジャズがBGMとして流れ、飲食をしながら本が読める。人口約2万6300人の小さな町で月間来場者数が約1万人に上る交流拠点だ。【桜井由紀治】 2009年4月にオープンしたアレックは、一般の図書館ならご法度の行為を「売り」にしている。約2100平方メートルのフロアでは、コーヒーを飲みながら本を読む男性の隣のテーブルで、女性グループが食事をしながら談笑する姿がある。せき払いするにも気を使う従来の図書館の窮屈なイメージを払拭(ふっしょく)した。
出版取次大手トーハンは3月26日、新事業として展開するコワーキングスペース(共同の仕事場)の1号店を東京・虎ノ門にオープンさせた。将来的には地方の書店と協力し、書店併設型店舗の出店を目指す。苦境にある都心や地方の書店に新たな付加価値をもたらすビジネスにできるかどうかが注目される。 時間課金制のカフェ型店舗 オープンしたのは、時間課金制のカフェ型コワーキングスペース「ハカドル」。オープン前日の25日、虎ノ門店で記者説明会が行われた。同店は書店併設型ではないが、ビル1階の路面店で、会員登録をせずに誰もが気軽に短時間でも利用できる。 料金は、最初の20分が200円(税別)で、以降20分ごとに300円だ。店内は個人向けスペースが40席あり、周囲を気にせず少人数の打ち合わせや電話ができるブースも設けている。また、会議室(6人で1時間3000円から)も備える。
自宅の書斎で毎日小学生新聞などの音訳を約30年間続けた衛藤美恵子さん=宮崎市で2020年2月17日午前11時14分、田崎春菜撮影 本や新聞を読み上げて録音し、視覚障害者の元へ届ける音訳ボランティアが高齢化している。そんな中、宮崎市の奉仕団体「宮崎点訳朗読奉仕・いづみの会」が高齢化のため、3月末で49年の活動に幕を下ろした。技術の進歩で合成音声による読み上げソフトが普及する一方、温かみのある肉声で利用者の世界を広げてきた。解散を惜しむ声が広がっている。 「(日本点字図書館付属の)『ふれる博物館』に行きました。目が見えない人にも、名画を楽しんでもらう目的で作られた触れる絵です」。1月下旬、宮崎市生目台の自宅で衛藤美恵子さん(70)がマイクに向かって語り掛けていた。いづみの会の会員で、毎日小学生新聞(毎小)の音訳を約30年間、続けてきた。
専修大学が創立140周年事業の一環で進めていた東京都千代田区の神田キャンパスの新校舎10号館(140年記念館)が完成し、3月12日に修祓式が行われた。法学部に加え、4月に生田キャンパス(川崎市)から移転する商学部と、新設の国際コミュニケーション学部が利用する。 新校舎は2018年2月から整備を進めてきた。靖国通りに面し、鉄骨造り一部鉄骨鉄筋コンクリート造り地下1階、地上16階建て、延べ床面積1万5782平方メートル。ゼミ室や講義室などの各種教室のほか、3階には多目的に利用できる「黒門ホール」を設置。13、14階にはKnowledge Base(ナレッジ・ベース、図書館靖国通り分館)、最上階の16階はレセプションなどを行う「相馬永胤記念ホール」がある。15階のグローバルフロアでは、国際交流や留学についての情報交換や相談などができる。7階には学生ラウンジ(食堂)が入り、1階にはカフェを設置した
厚生労働省は新年度の国の施策や方針を都道府県などに説明する資料を公表した。例年、担当者を集めた「全国障害保健福祉関係主管課長会議」を開いているが、新型コロナウイルス感染拡大をふまえて今年は開催を取りやめ、資料配布にとどめた。視覚障害者等の読書環境向上のための積極的な事業実施を要請するなど、新規事業が各地で進むよう協力を求めている。 地域生活支援促進事業の枠組みで新年度、新規に取り組むのが「地域における読書バリアフリー体制強化事業」。昨年6月に議員立法で成立した「読書バリアフリー法」を踏まえたもので、都道府県・指定都市・中核市を実施主体に必要な予算の半分を国が補助する。各地で点字図書館と公共図書館の連携が進むよう協議の場を設けたり、ノウハウ共有のための研修会を開いたりできるようにする。また、点訳や音声化、テキストデータ化など…
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、福岡市は4日から、市総合図書館や市美術館、市科学館などの施設を休館する。これらの施設はいったん休館した後、3月21日から開館していた。市が週末に加えて平日も不要不急の外出を控えるよう求めていることなどから、再度の休館を決めた。期間は19日まで。 また、これまで開館してきたマリンメッセ…
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、古田肇知事は3日、県民に対し、不要不急の外出を19日まで控えるよう呼び掛けた。2日まで12日連続で感染者を確認したことに強い危機感を示し、感染リスクが高まる密閉、密集を徹底的に避けるよう求めた。 3日の県対策本部員会議で表明した。感染防止策として歴史資料館や美術館、図書館などの県営文化施設8カ所を19日まで休館し、花フェスタ記念公園(可児市)と川辺漕艇場(川辺町)の閉鎖も続ける。県主催の行事も当面は中止や延期、規模縮小とする。 職場の密集状態を緩和するため、6日から2週間、県職員の半数を在宅勤務にする。全約5800人の職員が職場勤務と在宅勤務を1週間交代で行い、感染者が多数確認されている地域への出張も控える。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く