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ブックマーク / zenn.dev/ficilcom (4)

  • モダンフロントエンドの境界線(2024年春)

    あなたのモダンフロントエンドはどこから? モダンフロントエンドとは、最新の技術とトレンドを取り入れた開発手法を指します。しかし、「モダン」とは一体どこから始まるのでしょう?Reactを使っていたら?クラウド上にHostingしていたら?最新のNextJSじゃないとダメ?人によって意見が分かれると思います。この記事では、2024年春時点で、どういう点を満たしていれば「モダン」なフロントエンドと言えるのか、自分なりにまとめています。 AltJS:TypeScriptによる静的型付け JavaScriptの柔軟性は開発者に多くの自由を与えますが、その自由が時にバグや予期しない動作を引き起こすこともあります。これに対して、TypeScript(TS)は静的型付けを導入することで、コードの信頼性とメンテナンス性を大幅に向上させる言語として、AltJSの地位を確立しています。 10年前、2014年頃の

    モダンフロントエンドの境界線(2024年春)
  • CQRS設計パターンをモダナイズする

    CQRSとは CQRS(Command Query Responsibility Segregation、コマンド・クエリ責務分離)は、ソフトウェアアーキテクチャパターンの一つで、つまりシステムのコマンド部分をクエリ部分から分離します。基的な考え方は、データの書き込み操作(コマンド)と読み取り操作(クエリ)を異なるモデルで扱うことです。これにより、スケーラビリティ/パフォーマンス/セキュリティの観点で柔軟な設計が可能となり、クエリ要件に合わせて最適化が実現できます。 CQRSの基構成としては、 コマンドモデル(書き込みモデル):データの作成、更新、削除といった書き込み操作を担当します。このモデルは、データの整合性と一貫性を確保するために最適化されています。 クエリモデル(読み取りモデル):データの読み取り操作を担当します。このモデルは、クエリのパフォーマンスを最大化するために最適化され

    CQRS設計パターンをモダナイズする
  • SaaS開発でもGraphQLを使いたい!

    SaaSパーティショニングモデル まず、SaaS環境でテナントデータを分割するときには、一般的に使用される3つの基モデル (サイロ、ブリッジ、プール) があります。 AWSでのマルチテナントストレージモデルの構築より 3つのモデルの詳しい解説については、ここ数年で多くの記事/議論が上がっており、ここでは詳しく解説しませんが、SaaSというビジネスモデル上カスタマイズ性と引き換えにコスト面/生産性を優先してプールモデルを選択することが多く、弊社でも同じくプールモデルを採用しています。 またプールモデルを実現するためのデータベース戦略として、OSSのDBの中ではPostgreSQLのRLS(Row Level Security)機能が唯一の選択肢であり、実質的にデファクトスタンダードとなっています。(OSSではないがOracleSQLServerでもRLS機能を有している。) GraphQ

    SaaS開発でもGraphQLを使いたい!
  • You Don't Need AWS ~お前にAWSは必要ない~

    はじめに タイトルはこちらから拝借しました。この記事は他のパブリッククラウド(Azure, GCP)を薦める記事でもなければ、プライベートクラウドを薦める記事でもありません。また私自身、エンジニアキャリアの中でAWSはたくさん使ってきましたし、今でもソフトウェア開発のわがままに答えてくれる素晴らしいサービスだと思っているので、AWSを貶めるような記事でもありません。むしろ以下に紹介するサービスはAWS上に構築されていることが多く、間接的にもますます世界中の基盤として発展していくはずです。 PaaSアーキテクチャ 前提条件 前提として、現在でも主流なSPAを中心としたフロントエンド、バックエンド、データベースサービスからなるアプリケーションを想定します。 この場合、 フロントエンド → CDN + Static Hosting バックエンド → Container Deploy(Auto S

    You Don't Need AWS ~お前にAWSは必要ない~
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