先日、ある場所で話していて、外国経験も長い方がいらした。 みんなで、国際情勢や、文化の違い、その他のことを語り合っているうちに、その、外国が長い方が、「でも、やっぱり、自民党しかないんですよね」と言われた。ぼくは、その言葉のニュアンスに驚くとともに、内心ひどく落胆した。 自民党にはすぐれた側面があり、優秀な人材もたくさんいる。一方、今報道されている自民党の憲法改正案は「トンデモ」だろう。 要するに是々非々なのであって、「やっぱり、自民党しかない」という思考停止は、何ももたらさないと思う。 しかし、そのような人が日本にはどうも多い。 安倍さんの政権運営の特徴は、日本の社会を変える構造改革や規制緩和の動きがにぶいことだろう。 だから、真の経済成長もしない。これは一つの矛盾だ。 「やっぱり、自民党しかない」という意見が、変わらない日本、変われない日本を象徴しているように感じた。単に選挙結果だけの