宣伝でも素朴な感想文でもない、本当に “読者の役にたつ書評” とはこれだ! 長年にわたり価値を失わない良書をしっかり紹介し、ベストセラーであろうとダメな本は徹底的に批判する── 辛口書評家が30年ちかくにわたり書き綴った膨大な書評より、経済、ビジネス、経営、政治、歴史、社会などの分野をここに集成! 速度過剰な情報社会で、〈論争〉が成立しがたくなっている中、 これぞパワフルなマジレスだなって感動する……。 最強書評人・山形浩生が、 数多の書籍、数百万の言葉を横断し、複雑世界の案内人となる!(荻上チキ) 目次 はじめに:書評について 第1章 経済 二一世紀の経済を考える十冊強/痛快ってのはこういう本を言うんだよ/経済学における過度の単純化を戒め、倫理学との接続をはかる講演集/一九三〇年代の論争をもとに、現代日本の不景気を見渡す/教育も希少な資源の配分問題なのだ!/近年のおかしな経済状況分析をし