1990年のバレンタインデー、地球から約60億km離れた位置から地球の肖像が撮影された。「ペイルブルードット」と呼ばれるこの写真は、ボイジャー1号がミッションを終えて太陽系を離れる際、カメラを停止させる34分前に撮られたものだ。 太陽系の家族を表すべく撮られた60枚の写真のなかでもとりわけ有名なこの写真が、最新の画像処理技術により生まれ変わった。再公開された新ペイルブルードットは、元の写真よりも明るく見える。 ・太陽の光を再現「ペイルブルードット」という名は、作家で天文学者のカール・セーガンの本のタイトル(日本版タイトルは『惑星へ』)。カール・セーガンは当時、写真を撮ることをNASAに提案した。 他にも太陽系にある6つの惑星を撮影しているが、この写真では地球の周りに星は見当たらない。 広大な空間にポツンと浮かぶ点が我々の地球。元の写真では孤独感がより強烈だったが、2020年公開版は下方に光
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