タグ

ブックマーク / www.chem-station.com (10)

  • 計算化学:汎関数って何? | Chem-Station (ケムステ)

    先日の学会ポスター発表会場にて 発表者:「・・・というわけで、DFT計算によりこの反応経路を証明しました。」 質問者:「素晴らしい発表でした。しかし、それDFT計算じゃないですよね?」 発表者:「えっ!DFT計算ですけど。。。」 質問者:「DFTってB3LYPとかですよね?M06ってDFTじゃないですよね?」 発表者:「M06はDFT計算で使う汎関数のひとつですが、、、」 質問者:「、、、失礼しました。」 学会等で計算化学についての発表を見ていると「全くDFT計算分かっていないな」と感じる事が多々あります。そんな勘違いをなくすために、今回は汎関数について非常に簡単に説明したいと思います。 量子計算化学 量子化学計算では、ある分子の波動関数Ψを求める事が出来れば、その分子に関する様々な情報が得られるという考えに基づいています。それは例えば、分子の最安定構造、反応性、物性の予測などなどです。し

    trini
    trini 2014/12/12
  • 生物のデザインに学ぶ-未来をひらくバイオミメティクス-に行ってきました! | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 生物のデザインに学ぶ-未来をひらくバイオミメティクス-に行ってきました! 2014/11/21 化学者のつぶやき, 日常から バイオミメティクス, 材料化学, 科学コミュニケーション コメント: 1 投稿者: tanuki 最近生物観察していますか?これまでケムステでも紹介してきたように生物は素晴らしい機能を持って生存し続けています。今回はそのような生物模倣技術(バイオミメティクス)について最新の研究を紹介している『生物のデザインに学ぶ-未来をひらくバイオミメティクス-』に行ってきましたのでその一部をレポートしたいと思います! いざ、千葉県立現代産業科学館へ 今回の企画は千葉県立現代産業科学館にて開館20周年記念企画展として期間限定で行われています。 千葉県立現代産業科学館へのアクセスは現代産業科学館HPを参考にして下さい。なお今回は八幡駅から歩いたのですが、なかなかに

    trini
    trini 2014/11/21
    蜂に似た蛾っているじゃない、あれってとんでもなく「なりたい願望」強かったんだよなぁと思う
  • ナノ孔に吸い込まれていく分子の様子をスナップショット撮影! | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき ナノ孔に吸い込まれていく分子の様子をスナップショット撮影! 2014/10/1 化学者のつぶやき, 論文 コメント: 0 投稿者: cosine “In situ X-ray snapshot analysis of transient molecular adsorption in a crystalline channel” Kubota, R.; Tashiro, S.; Shiro, M.; Shionoya, M. Nat. Chem. 2014, 6, 913. DOI: 10.1038/NCHEM.2044 多孔性材料は、分離・分析・気体貯蔵・物質変換など、多種多様な応用が期待される材料群です。外界とは環境の異なるナノ空間に化合物を取り込むことを通じ、いろんな操作を行えることが魅力です。2014年トムソン・ロイター引用栄誉賞に選ばれた「メソ多孔性材料」もその

    trini
    trini 2014/10/02
  • ヤモリの足のはなし ~吸盤ではない~ | Chem-Station (ケムステ)

    ヤモリの足の概観 キモイですねー(画像出典はこちら) 以前から注目していた研究成果を展開致します Tshozoです。窓際は暑い季節になりました。 さて、ヤモリ。筆者の実家に戻ると、夜、光で明るい窓にペッタリひっつきながら昆虫類をべているのをよく目にします。今回は一つの窓で違う個体が3匹くらい居ました。 こんな感じでした 窓はガラスです。ツルツル。普通のイメージだと、吸盤かなんかで吸い付いて登ってることを想像するでしょうが、実は違います。ヤモリの足の表面には吸盤はありません。「毛」があるだけなのです。 ヤモリの足の先端部分の構造 こちらより筆者が改編して引用 → ● 上の写真のように「繊毛(Seta, 又はSetalと言うようです)」がワラワラと一杯生えており、吸盤らしき構造は全く見当たりません。さらに繊毛の先はもっと細かく、1um以下のサイズの箒が多数生えているようになっています。どうし

    trini
    trini 2014/08/12
  • 兄貴達と化学物質 | Chem-Station (ケムステ)

    Extreme様コモンズ素材引用(”超兄貴~聖なるプロテイン伝説”より 「サムソン」) サイトはこちら → ● Tshozoです。 (件を修正・加筆した新しい記事を起こしました[2021.4.29]→ リンク) 今回書店を回っていて、ふと目についた筋肉隆々の彼ら。およそ普通に暮らしている限りはなかなか見かけないので、思わず手に取ってじっと見つめてしまいました。『超兄貴 ~聖なるプロテイン伝説~』というゲーム(こちら → ●)を頭に浮かべた方も多いのではないでしょうか。 思わず「兄貴」と呼びたくなるその身体 Wikipediaより引用 → ● 実は筆者の知合いが学生時代にハマり、そちらの方向に(彼の)ベクトルが向いたことがあったため一応無縁なものではありませんでした。そこで今回どうしてそんなに筋骨隆々になれたのか。同様の記事は筆者が尊敬する「有機化学美術館」にも取り上げられていますが(こち

    trini
    trini 2013/11/18
  • 鉄とヒ素から広がる夢の世界 | Chem-Station (ケムステ)

    東工大の細野秀雄教授が2013年、トムソンロイター賞を受賞いたしました。受賞は物理学としてですが、酸化物は物理と化学の境界領域の一つで、ノーベル化学賞を受賞する可能性も十分にあります。そこで、細野先生の何がスゴイかを説明してみたいと思います。 現代の生活は、幸せで快適な生活が実現されていると言っても過言ではないでしょう。しかし、100年後の世界を一変させる可能性のある技術がいくつかあります。 そのうちの一つが「常温超伝導」の実現です。 どんなに電気を良く流す金属を使っても、ある程度抵抗があり、それによるエネルギーのロスは常に発生しています。日の発電所で作られる電力の4.8%は電線の中で抵抗によりロスし、熱として大気中に放出されているそうです。 もし超伝導体で電線を作ることが出来れば電線でのロスを無くすことができ、細いケーブルに大電流を流すことが出来る可能性があるなど、大きなメリットがあり

    trini
    trini 2013/10/01
  • こんな装置見たことない!化学エンジニアリングの発明品 | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 こんな装置見たことない!化学エンジニアリングの発明品 2013/9/25 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 製品情報 投稿者: Tshozo 一般には成熟したと思われる化学エンジニアリングの世界、そこには未だ未だ驚愕に値する発明の種は埋まっているのであります Tshozoです。今回、その発想力と技術の切り口に久々に感動した化学関係の装置がありますので紹介させていただきます。 元ネタは日刊工業新聞社殿が長年主催されている「発明大賞」。今年で39年目を迎える長寿企画で、「優れた発明考案により、我が国産業の発展と国民生活の向上に業績をあげた企業及び個人またはグループに贈られる賞」という趣旨のものです。そのリストを見ると機械マニアが狂喜しそうな、数々の素晴らしい発明品が生み出されています。 ▲発明大賞ロゴ 発明大賞サイトはこちら → ● 今回受賞リストはこちら→ ● 日刊工業新聞社

    trini
    trini 2013/09/26
  • 積極的に英語の発音を取り入れてみませんか? | Chem-Station (ケムステ)

    有名ハンバーガー店のMcDonaldはなんて呼びます? マック?マクド? よくある論争ですね。でも海の向こうじゃどっちも通じません。マクダーナウと言えば通じやすいと思います。 時間を聞きたい時は? ワットタイムイズイットナウではなく、掘った芋いじくるな!が定番です。 今をときめく日発の人気キャラ ポケモン(Pokemon)はポ キモンがいいでしょうね。 そうなんです。英語での発音はカタカナ読みとは少し、いやかなり違います。 先日のpHの読み方に関するポストに乗じてという訳ではありませんが日は学術用語について少しだけ過激な提案をこの場でさせていただければと思います。ご気分を害される方もいらっしゃるかもしれませんが、国際化が叫ばれて久しい我が国ではこの問題をじっくり議論すべき時期が来たと考えております。 有機化学の教科書をお持ちでしたらその最初の方を開いてみてください。ほぼ全てで”アルカン

    trini
    trini 2013/07/18
  • 科学を理解しようとしない人に科学を語ることに意味はあるのか? | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 科学を理解しようとしない人に科学を語ることに意味はあるのか? 2013/3/1 化学者のつぶやき, 日常から 投稿者: やすたか ケムステーションが2012年の化学コミュニケーション賞をとりました。ぼくもケムステーションで記事を書かせてもらって1年半がたち、自分的には満足度の高い記事も、そうでない記事もあったのですが、総体的にみてとても楽しかったです。 科学者が科学を語ることの重要性はよく言われています。個人的にこの問題は昔から気になっているテーマです。 僕は学部生時代に文系分野の職種でインターンをしていました。僕は大学に入った当初、科学者になることにあまり興味がなかったのです。しかしそこではアカデミアに対する理解の無さ、もっというと「あいつら、よく分かんない机上の空論ばかりやっている」という物言いを目の当たりにし、ちょっと違和感を感じました。逆にアカデミア界隈の人には、

    trini
    trini 2013/03/02
  • 仙台の高校生だって負けてません! | Chem-Station (ケムステ)

    Ag2O3 Clathrate is a Novel and Effective Antimicrobial Agent Ando, S.; Hioki, T.; Yamada, T.; Watanabe, N.; Higashitani, A. J. Mater. Sci. 47, 2928 (2012). DOI: 10.1007/s10853-011-6125-0 先日茨城の女子高生がBZ反応における新発見によりJournal of Physical Chemistry A誌に論文を発表したことをお伝えしましたが(記事:茨城の女子高生が快挙!)[1]、今度は仙台の女子および男子高校生がやってくれました。 仙台第二高等高校の化学部に所属する3名らが行った研究を、東北大学科学者の卵養成講座(独立行政法人科学技術振興機構「未来の科学者養成講座」委託事業)において行われた研究をJournal

    trini
    trini 2011/11/28
  • 1