■全豪オープン2回戦 錦織 63、76(6)、57、57、76(7) I・カルロビッチ■ センターを捕らえたサービスは、スライスで返そうとした相手のラケットを弾くと、地面を叩き跳ね上がった。 その瞬間、錦織は崩れ落ちるようにヒザを折り、両手を地面へと付きます。しばらくその姿勢のまま勝利の味を噛み締めた後、紅潮した顔を向けた先には、歓喜に沸くファミリーボックスが。 「今日は勝ちきったというか、自分から取ったスーパータイブレークだった。負けるタイミングが2~3回あったのを防いで挽回して、最後まで気持ちを切らさずプレーできたのは、自分の中でうれしかった」 試合を振り返る表情にも、達成感と喜びの色が浮かびます。試合時間3時間48分。最終スコアは63、76(6)、57、57、76(7)。ビッグサーバーのカルロビッチとの「博打のような読み合い」を制し、錦織が3回戦へと歩みを進めました。 相手のカルロビ