これまで運用しておりました「ミラサポ」は令和3年3月末をもって終了しました。 「ミラサポ」については、中小企業向け補助金・総合支援サイトとして、「ミラサポPlus」に移行しております。 ミラサポPlus:https://mirasapo-plus.go.jp また、専門家派遣事業については、令和3年4月から専用サイトとして「中小企業119」に変更となりました。 中小企業119:https://chusho119.go.jp 令和3年4月1日 中小企業庁
米アップルがスマートフォン(高機能携帯電話)の「iPhone」のデザインを巡って、韓国のサムスン電子を訴えたのは記憶に新しい。右の書籍の装丁には、アップルのiPhoneとサムスンのGalaxyが並べられている。タイトルを日本語に訳すと『真似するなら、きちんと真似しなさい』という意味になる。実はこの書籍は、拙著『模倣の経営学―偉大なる会社はマネから生まれる―』(日経BP社)の韓国版で、この3月に同国の出版社Seedpaperから出版されたものだ。 米国では、模倣をテーマとしたオーデッド・シェンカー・オハイオ州立大学経営大学院教授の著書 “Copycats”(ハーバード・ビジネス・スクール・プレス)が2010年に出版され、その和訳書『コピーキャット: 模倣者こそがイノベーションを起こす』(東洋経済新報社)が日本で話題になっているらしい。興味深いのは、シェンカー教授は、アップルは模倣からイノベー
個々の指摘(CDの売り上げが減少している等)はおおむね間違っていないが、それを以てネットが市場全体を縮小させているという結論に至る論理に緻密さがないと思う。売り上げ縮小の原因は他の方々のコメントにあるようないろいろなことが重なっていると思う。また、売上減少というのもいつの時点からかという点をきちんと考慮すべきである。減ったといっても1980年代のバブルの時代よりは多いはずである。それに比べて人口、経済成長といった点の伸びがないのであるから、一概にネットが販促の機会を奪って…という論理の帰結には疑問がある。映像などは、不景気、ネットの出現といった時代でも数年前まではむしろ伸び続けていた。一つにはDVDの普及により、過去の人気コンテンツが一挙にDVD化されて一挙に売れたからであり、現在はそうしたコンテンツの登場が一服したので売り上げ落ち着いてしまったというようなこともある。小規模の小売店がつぶ
「イノベーション」――。日本語で「技術革新」などと訳されるこの言葉を聞くたびに、いつもモヤモヤしたものを感じていた。この言葉が良く使われる文脈をざっくり言うと、下記のようなものだ。 「少子高齢化による人口減少や産業空洞化、市場の成熟化などで日本経済(企業)は苦境に陥っている。でも、日本企業にはまだ技術力やモノ作りの力など、優れたところがたくさんある。そうした優位性を生かしてイノベーションを起こす。(イノベーティブな)製品を開発し、世の中に提供していかなければならない」。 経営者へのインタビューでこうしたコメントを聞く機会は、これまで何度もあった。人生経験豊富で優秀、かつはるかに年上の人物にそう言われると、思わず納得してしまう。だが、後から考えてみると、どうもピンとこないのだ。所詮は一介のサラリーマンである筆者としては、やはり自分が現場にいて経営陣や上司から「イノベーティブな製品を作れ」と言
でこぼこのない面であれば、壁であろうが柱であろうが机であろうがドアであろうが、とにかくなんでもかんでも塗るだけでホワイトボード化することができるという画期的な塗料がこの「IdeaPaint(アイデアペイント)」です。 実際にどういう場面で利用されているのか、価格はどれぐらいなのか、日本で入手するにはどうすればいいのか、などの詳細は以下から。 IdeaPaint | Dry Erase Whiteboard Paint for Home, School, and Work http://www.ideapaint.com/ 使用するシーンとしては、職場・学校・家庭の3つ。それぞれについて以下のような感じの使用を想定しています。 ・職場の場合 よくある会議室ですが、壁一面がホワイトボードに。 これは壁2面がホワイトボード化 目の前の壁自体がホワイトボード、電話のメモも簡単 背後の壁がホワイトボ
東日本大震災によって生産停止の連鎖が日本全国や海外にも広がり、日本のモノ作りの効率化は行き過ぎだったと再考を促す声が高まっている。だが、それは本当に正しい指摘なのか──。 本コラムでは、ビジネス小説『ザ・ゴール』(ダイヤモンド社)の著者として知られるイスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラット博士が考案した改革手法の理論「TOC(Theory of Constraints:制約条件の理論)」とその具体的な手法を紹介しながら、実は効率化が進んでいなかった日本のモノ作りの実態を明らかにし、処方箋を提示していく。 2回目の今回は、日本企業が「ジャストインタイム」という言葉に代表される効率的な部材調達・製品生産によって在庫を極小化できていたのかどうかについて検証する。 「必要なものを、必要な時に、必要なだけ、必要なところへ届ける」 「ジャストインタイム」という言葉で形容されるこうした部材調達・製
国の過疎集落研究会の報告によると、全国には6万2000もの過疎集落が存在している。そのうち、10年以内に2600集落が消滅する可能性があるという。「古老が1人なくなることは図書館が1つ消えること」。アフリカの古い言い伝えにあるように、それぞれの風土に寄り添い、作り上げてきた生活の知恵や文化が消え去ろうとしている。 瀬戸際に立つ辺境。だが、時代に抗い、輝く人々は現実にいる。東京農工大の客員教授、福井隆氏はこういった“辺境で輝く人々”を目の当たりにしてきた。 福井氏は年間250日以上、過疎集落に足を運ぶ「地元学」の実践者。これまで7年間、100カ所以上の現場で地域づくりの支援をしている。「地元学」とは、無い物ねだりではなく、今あるもので何ができるかを考える。そのプロセスを通して地域を元気にしていく学問である。 多くの地域は「ここには何もない」と誇りを失っている。だが、それぞれの足元を見つめ直す
海へと続く河川は、河口と呼ぶには小さ過ぎるが、三日月状の湾に近づくと流れの速度を緩やかに落として、波打ち際の砂浜に注ぎ込む。その辺りの広々とした海浜は実に簡潔で美しい光景を醸し出していて、急いで撮影を済ませてしまおうと企んでいたその時の僕の思惑を見事に打ち砕くほどの「空気感」を持っていた。 そして、気がつくと随分と長い間、河口近くの流れ込みが見下ろせる高台にボンヤリと座り込んで辺りを眺めていた。時々思い出したようにシャッターを切る度に、だんだんとその場の風景の一部にでもなったような不思議な感動の中にいる自分に気づいた。 海と川が静かに交わる河口の流れ込み付近は砂浜もほとんど水平で、きめ細かな砂がまるで水準器で測ったように美しい平面を作り出していた。その平面をゆっくりとした速度で海からのさざ波といおうか、河口からの流れといおうか、その両者が行ったり来たりしながら独特の時間の混成したリズムを生
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