「三年予測」は、さまざまな分野で活躍する「トップリーダー」へのインタビューを紹介します。「トップリーダー」の考える未来や、エンジニアへのメッセージを発信します。
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Ruby言語をとりまく最近の動きとして、「mruby」がある。組み込み用途などリソースが限られる環境を想定した、軽量なRuby言語処理系である。そして、まつもとゆきひろはmrubyを自ら実装した。 Ruby言語には、「本家」のCRubyの他にも、Java仮想マシン上に実装したJRubyなど複数の代替実装がある。普通の考え方なら、こうした代替実装に負けないようCRubyの改良に集中するところだ。だが、まつもとゆきひろは、自ら進んで別の実装を手がけた。 「mrubyに取り組んだ一つの理由は、本音で言うと予算と締め切りがあったから」と明かす。mruby誕生のきっかけとなった「軽量Ruby」の開発プロジェクトは、経済産業省の平成22年度「地域イノベーション創出研究開発事業」として2年間プロジェクトとして採択されており、締め切りが設定されていた。「以前から組み込み向けRubyはやりたかったんですが、
UI研究者 増井俊之 1959年生まれ。54歳。慶應義塾大学環境情報学部教授。東京大学大学院修士課程卒業後、富士通、シャープ、ソニーコンピュータサイエンス研究所、産業技術総合研究所を経て、2006年から2008年まで米AppleでiPhoneの日本語入力方式の開発に従事。2008年より慶應義塾大学。 慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)にある増井俊之の研究室は、混沌とした楽しさが感じられる場だった。まず、ドアの開閉の方法からして違う。「NFC対応のスマートフォンをかざして回す」操作で解錠する仕組みが作り込まれている。ドア解錠の機構から伸びるケーブルの先には、ガジェット作りでは定番のマイコンボード「Arduino」がある。ユーザインタフェース研究者である増井の研究成果をドア解錠の機構に組み込んでいるのだ。 研究室の入り口には、研究室メンバーが「ニコニコ学会」で大賞を獲得したときの副賞のだ
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