XMLの利用が広まるとともに、XMLデータベースに対する注目も集まりつつあります。本連載では、オープンソース・ソフトウェアとして公開されているXindiceを利用したネイティブXMLデータベースの実践を通して、XMLデータベースの利用方法を解説していきます。 今回は、Javaのアプリケーション・プログラムからXindiceに格納されたデータをXPathで検索する方法を紹介します。まず、検索するためのAPIを紹介し、その次にサンプルアプリケーションを例に挙げながら実際の使い方を見ていきましょう。 ■検索用APIの使い方 XindiceのAPIは、前回少し触れたように、XML:DB Initiativeという団体が推進しているXML:DBという標準仕様に基づいています。XindiceではXML:DBの実装を、JDBCにおけるドライバのような形で提供しています。Xindiceのパッケージのうち、