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2019年3月3日のブックマーク (2件)

  • タキトゥス『ゲルマーニア』の主な内容まとめ

    『ゲルマーニア(” Germania “)』は古代ローマ帝国の歴史家・政治家だったプブリウス(またはガイウス)・コルネリウス・タキトゥス(” Publius (or Gaius) Cornelius Tacitus ” 、55頃~120頃)が古ゲルマン人社会の風俗、習慣について西暦97~98年頃に記した著作。以下引用は特に断りない限りタキトゥス著(泉井 久之助 訳註)『ゲルマーニア (岩波文庫 青 408-1)』(岩波書店,1979年)。 『ゲルマーニア』の構成全46章から構成されるが、岩波文庫版ゲルマーニアの翻訳・解説を行った泉井久之助によると内容から以下のように分類できるという。(241頁) 第一部、ゲルマーニアの土地・習俗 1~5章、土地と人とに関する総論的な序説 6~15章、ゲルマーニアの一般習俗(公的生活) 16~27章、ゲルマーニアの一般習俗(私的生活) 第二部、ゲルマーニアの

    タキトゥス『ゲルマーニア』の主な内容まとめ
    tskk
    tskk 2019/03/03
  • 大谷哲「タキトゥス『ゲルマニア』の「品のない(?)」お酒」 - 白水社

    マルクス・アウレリウスの円柱に刻まれた ゲルマン人の会議とされている場面 (出典:Wikimedia Commons) ビールの話である。それこそビールでも飲みながら、どうかお気楽にお読みいただきたい。ローマ時代の歴史家コルネリウス・タキトゥスは、それ以降のローマの歴史家たちが手とし目標とし原点とした偉大なる人物である。そんな彼の著作のうち、いにしえのゲルマン人社会についての貴重な史料だとされてきた『ゲルマニア』二十三章に、ビールについての一節がある。「飲料には、大麦または小麦より醸造(つく)られ、いくらか葡萄酒に似て品位の下がる液がある。」(泉井久之助訳『タキトゥス ゲルマーニア』岩波文庫一九七九年一〇八〜九頁) 引用した『ゲルマニア』の訳者泉井先生は、ここに注釈をうち「ビールの類である」とし、いくつかの知見を加えているが、その中にこんな一文がある。「タキトゥスはここに、ビールについて

    大谷哲「タキトゥス『ゲルマニア』の「品のない(?)」お酒」 - 白水社