大手ITベンダー9社の2015年4月~9月期の連結決算が出そろった。前年同期比で9社のうち8社が増収を、6社が営業増益を達成(表)。金融分野の旺盛なIT投資を追い風に、全体として好調を持続する。 注:水色の部分はITサービス関連セグメントで、全社調整額を除いた数字。すべて内部売上高を含む。*1 日立製作所は2016年3月期からIFRS(国際財務報告基準)を任意適用した。営業利益は同社の説明資料中にある「調整後営業利益」を参照した。*2 「パブリック」「エンタープライ ズ」「テレコムキャリア」「シス テムプラットフォーム」部門の合計値 ただし売上高上位の大手4社に限ると、明暗が分かれた。 好調なのは、日立製作所とNTTデータ。日立製作所の売上高は前年同期比5.6%増の4兆8068億円、営業利益は同3.9%増の2740億円となった。NTTデータも、売上高が前年同期比6.8%増の7432億円、営
![差が付いた大手ベンダーの上期決算、赤字の富士通はPCや携帯事業で構造改革](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/69aabf54ad729ab0a4b1ccbefe3961502f7aec50/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fcolumn%2F14%2F346926%2F110500372%2Fhyo.jpg%3F20220512)