「薬害HIV感染」とは何でしょうか。いつ、どのような経過をたどったのでしょうか。 それは今のHIVの医療体制や福祉制度の充実と、どう関係しているのでしょうか。 「薬害エイズ」という言葉を皆さんは聞いたことがありますでしょうか。 「薬害エイズ」は、実はメディア用語として流通した言葉です。「HIVとエイズは違う」ということは、今では当たり前のように言われますが、「薬害エイズ」問題が大きくなりはじめた1980年代後半から1990年代初めは、まだ一般の方々は「HIV」という用語を知らない状況でした。一方で「エイズ」という言葉は、「海外から持ち込まれる恐怖の病」という色彩のもと、よく使われていました。なので、「薬害エイズ」という言葉は、少なくとも私自身は決して使いません。ここでも「薬害HIV感染」という言葉を使いたいと思います。 それでは、なぜ「薬害HIV感染」について知っておいたほうがいいのでしょ
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