先日。サブウェイというパン屋に行った。おもにサンドイッチをとりあつかうパン屋で、おれは「エビアボカド」という商品をチョイスした。ちょいーっす。 その発注のさい問屋をとおした。妻である。そもそもサブウェイというショップ自体、妻に忍従してやってきたのだ。「えっ? おれよくわかんないからやってよ」と妻に外注した。妻は洗練されたサブウェイのプロ。おれは注文もできない小市民。三十一歳。 すでに昼すぎだったので、店内はそんなに殷賑とはしていない。しかし注文を受けるガラスケースのまえには、アップルの新型アイフォンが発売されたときのような長蛇の列がなされていた。 おれは慧眼をもっているので、すぐにその本質を見極めてしまったのだが、どうやらその注文方法にこの列の重大なポイントがかくされているんじゃないかな、とおもった。 しばらくして、妻がガラスケース越しのスタッフに注文をするときがきた。そこでおれが見たもの