2011年3月8日のブックマーク (2件)

  • 「ボランティア」の誕生と終焉 « 名古屋大学出版会

    内 容 「善意」と「冷笑」の狭間で —— 。人々を社会参加へと枠づける言葉は、どのような政治的・社会的文脈で生まれ、いかなる帰結をもたらしてきたのか。その言葉がまとう形はどのように作動するのか。動員モデルと意味論分析を介して日におけるボランティア言説の展開をたどり、参加型市民社会のあり方を鋭く問いなおす。シニシズムを脱することはできるのか。 目 次 序 章 「ボランティア」をめぐる語りと〈贈与のパラドックス〉 —— 問題設定と方法 1 問題の所在 2 動員モデル 3 贈与のパラドックス (1)動員モデルの外へ (2)〈贈与〉の意味論的構造 4 「ボランティア」的なものを扱う視座と方法 (1)居場所を求めて —— 理念史でも言説分析でも構築主義でもなく (2)弱い知識社会学 (3)「ボランティア」的なものの同定をめぐって 補論1 「市民社会」に分有される〈贈与〉 補論2 〈贈与〉と権力 —

  • 田中久美子『記号と再帰』 - logical cypher scape2

    サブタイトルに「記号論の形式・プログラムの必然」とある通り、記号論とプログラム言語について書かれたである。 だが、自分には、記号論とプログラム言語の両方の知識が足りないために、かなり不十分な理解で終了してしまった。 ただ、読んでいてずっと隔掻痒な感じがしつづけた。間違ってはいないのだけど、何かがまだ足りないようなそんな感じ。 タイトルにあるとおり、これは記号と再帰の話なのだけれど、議論の前提とかが色々と気になってしまって、結局再帰とは一体何なのか、ということまでは自分の脳がついていかなかった。とりあえず、再帰が大事、という話っぽい。 記号論として、ソシュールの二元論とパースの三元論が代表として提示されている。 まず議論としては、そもそも記号論とかいいながら、この2つの論がバラバラなままになっているのはおかしい。おのおのの対応関係とか明らかにしたほうがいいんじゃないの、という問題提起がな

    田中久美子『記号と再帰』 - logical cypher scape2