[ トップ/履歴/業績/講義/連絡先 ] シーラ・ジャサノフ(渡辺千原・吉良貴之監訳)『法廷に立つ科学』(勁草書房、2015年7月) 著者のシーラ・ジャサノフ氏からいただいた「日本語版への序文」を掲載します。 本書全体のねらいをコンパクトにまとめるとともに、とくに震災以後の日本にとっての本書のインパクトを述べてくださっています。 → 目次・著者紹介ほか、本書全体の情報に戻るにはこちら シーラ・ジャサノフ「日本語版への序文」 自分の本が別の言語に翻訳されるのは、かつての仕事を見直す貴重な機会になる。その後の展開を踏まえたうえで、もう一度その成果を見直したくなるからだ。たとえば、当時の基本的な考え方は今でも通用するだろうか。その後の新しい状況をふまえれば、また別の問題設定になるだろうか。異なる言語や文化を背景にしてこのテーマにたどりついた他国の読者にとって、当初の議論がいかなる意味をもつのか、