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  • 立石 裕二 (2011) 環境問題の科学社会学 | yuku kawa

    立石 裕二, 2011: 環境問題の科学社会学。世界思想社, 306 pp. ISBN978-4-7907-1515-3. 社会で起こる問題、ことに政策決定に関して、科学者の仕事が求められる。科学者は基的に、同業の科学者の評価にこたえる研究をする(中山 1980に従って「アカデミズム科学」としておく)が、社会の求めにこたえる場合の科学者の仕事は、それとは違った規範に従う、たとえばGibbonsたちのいう「モード2」[別記事参照]あるいはJasanoff (1990) [読書メモ]のいう「規制科学」であるべきだという考えもある。しかしアカデミズム科学の内容の質は査読などの同僚評価によってそれなりに確保されているが、他の種類の科学は関係者の利害に左右されて科学としての質が保てないのではないかという疑問も指摘されている。書の「科学者が科学者としての自律性を維持しながら社会にかかわる形にはどん

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    tsuka_ryo 2012/03/21
  • 科学はどう変わったらよいか?

    次の形で出版されたものです。 (ただし、読書ノートへのリンクはHTML版だけのものです。) 引用する場合は、次の出版物を参考文献にあげてください。 増田 耕一, 2004: 科学はどう変わったらよいか? 水文・水資源学会誌, 17, 220. 西表島集会の報告(芳村ほか, 2003)の「補遺」として書かれた 蔵治光一郎さんの「第2モード水文学の提唱」に関連して, 考えていたことを述べたい. わたしはけっして蔵治さんの主張に反対するわけではないが, ギボンズほか(1997)の「知識生産のモード2」(第2モード)を そのまま奨励したくはない. ギボンズたちの「モード1」は, 学者のディシプリン (専門分科)の中で評価されることをめざした活動をさす. 中山(1980)は「アカデミズム科学」と表現している. 20世紀なかばごろからしだいに, 科学研究のかなりの部分が, 企業の開発研究や, 軍事研究

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    tsuka_ryo 2011/05/12
  • 専門家とは何か、もう一度考える (Collins & Evans)

    Harry COLLINS & Robert EVANS, 2007年 (ペーパーバック 2009年): Rethinking Expertise. University of Chicago Press, 159 pp. ISBN 978-0-226-11361-6 (pbk.). (この読書ノートは、この版(ペーパーバック)を読んで書いたものである。) [日語版] H. コリンズ、R. エヴァンズ 著, 奥田 太郎 監訳, 和田 慈 [めぐむ], 清水 右郷 [うきょう] 訳, 2020年: 専門知を再考する。名古屋大学出版会, 179+30 pp. ISBN 978-4-8158-0986-7. [読書メモ] 科学史家の伊藤憲二さんのblog[注1] の2009年11月16日の記事で、 行政刷新会議の「事業仕分け」に関連して、 problem of extensionという課題が指

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    tsuka_ryo 2011/04/12
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