セイコーエプソンおよびエプソン販売が、大容量インクタンクを搭載した新製品を3月2日から発売する。 発売するのは、エコタンク搭載モデルの「EW-M770T」。初めて日本市場専用に開発した大容量インクタンクモデルであり、従来のインクカートリッジで収益を得るビジネスモデルとは異なる仕組みを採用したものだ。エプソンにとっては、国内におけるプリンタ事業の転換に大きな一歩を踏み出すものになると言えよう。 驚きの反撃策 エプソンの大容量インクタンクモデルは、2010年10月に、インドネシア市場に投入した「L100」および「L200」が最初だ。 かつては、インドネシアでも、日本と同じようにプリンタ本体を低価格で発売し、インクカートリッジで収益を獲得するというビジネスモデルで展開。日本よりも安い50ドル前後の低価格製品が主力となっていた。 ところが、サードパーティの互換インクの利用が主流となっているばかりか