4月5日より「清明」の初候・「玄鳥(げんちょういたる)」。玄鳥とはツバメの別名。陽気も暖かくなり、南の台湾やフィリピン、マレー半島、インドネシアで越冬していたツバメが、再び飛来する、と言う意味。鳥には詳しくなくてもその飛びかわす姿を見て、ツバメだとわからない人はいませんよね。スズメやカラス、ハトなどの留鳥とちがい、ツバメは典型的な渡り鳥で一年の半分近くは日本にいないのです。なのにこれほどメジャーなのはすごいこと。きっと農耕民である日本人にもっとも愛されてきた野鳥だからではないでしょうか。 ツバメが人家の軒下などに巣をかけるのは、よく知られているとおりヘビやカラス、猛禽などに雛が襲われにくくするための知恵。だから人けのない空き家などではなく、人がよく出入りするにぎやかな場所の軒下や梁上などに、泥と枯草を唾液で固めて巣をかけます。動物の糞などを過敏に嫌うようになった清潔志向の今でこそ、ツバメの
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