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2020年6月20日のブックマーク (2件)

  • 鯔がきらめく、浅瀬は春(2)|鯔を愛する男

    ボラは70-80年代のロックアイコンだった。デヴィッド・ボウイやデュランデュランでおなじみの襟足を長く伸ばしたあの髪型は「Mullet Hair」といい、Mulletとはボラのことだ。 流行るにつれて、襟足以外はより短髪に、サイドを刈り上げたりと先鋭化していったが90年代に入ると一転、ビースティー・ボーイズが『Mullet Head』でバカにしたようにダサい髪型の代名詞になった。 髪型とボラは他にも縁がある。江戸時代の魚河岸の若い衆が髷を横に寄せて結ったものを、ボラの若魚であるイナの背ビレに似ていることから『鯔背銀杏(いなせいちょう)』と呼ぶ。どこがイナの背ビレなのかあまり理解はできないけれど、この髪型が由来で彼らの威勢のよい気風を「いなせだね」というようになり、粋であることを意味する言葉「いなせ」として今も残っている。 ホドロフスキー『サンタ・サングレ』で冒頭、精神病院に入れられているフ

    鯔がきらめく、浅瀬は春(2)|鯔を愛する男
    tsumakazu
    tsumakazu 2020/06/20
  • 75年生まれの俺を作ったゲーム10本を全力で紹介する

    そういうわけで、1975年生まれの俺を「構成した」ゲーム10を時代順に紹介していく。 それはとりもなおさず、俺自身を紹介することとほぼ同義になるはずだから、長たらしい自己紹介とか前口上はなしで……では、参る。 パックランド(1984/AC/ナムコ)俺にとっては、ヴィデオゲームの魔法は全て作に詰まっていると言っても過言ではない。 結局のところ、俺の人生におけるヴィデオゲームは『パックランド』に始まり、『パックランド』に終わるだろう。 今作に出会ったのは俺が8歳の時、駅前にできた『カニヤ』というゲーセンだった。 『カニヤ』は薄暗く、当世風に言うところの「ツッパリ」と「オタク」(という言葉が生まれる前のオタク風大学生たち)でひしめきあい、 当時の彼奴らは『忍者くん』や『ソンソン』や脱衣マージャンに興じていた。 忍び込むようにして入ったこのゲーセンで、俺はこのゲームにひと目で惚れた。 『パック

    75年生まれの俺を作ったゲーム10本を全力で紹介する
    tsumakazu
    tsumakazu 2020/06/20