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心理と発達に関するtsuneaki02のブックマーク (44)

  • 身体に刻まれた「発達性トラウマ」―幾多の診断名に覆い隠された真実を暴く

    こうした患者たちは、精神医療を受けている間に、互いに関連のない診断を五つか六つ受けるのが普通だ。 医師が気分変動に焦点を絞れば双極性障害とみなされ…医師が彼らの絶望感にいちばん強い印象を受ければ、大うつ病を患っていると言われて…医師が落ち着きのなさと注意力の欠乏に注目したら、注意欠如・多動性障害(ADHD)に分類され…たまたまトラウマ歴を聴取し、患者が関連情報を自ら提供するようなことがあれば、PTSDという診断を受けるかもしれない。 これらの診断のどれ一つとして、完全に的外れではないが、どれもみな、これらの患者が何者か、何を患っているのかを有意義なかたちで説明する端緒さえつかめていない。(p226-227) トラウマ研究の権威、ベッセル・ヴァン・デア・コーク医師は、まだPTSDという概念が知られていない時代にベトナム戦争の退役軍人の強烈な症状を目の当たりにし、彼らの苦悩の原因を突き止めるべ

    身体に刻まれた「発達性トラウマ」―幾多の診断名に覆い隠された真実を暴く
  • 「からだの記憶」の治療法―解離や慢性トラウマのための身体志向のトラウマセラピー

    「ほとんどの人は」とラヴィーンが指摘するように、「トラウマを〈精神的な〉問題、さらには〈脳の病気〉だと考えている。しかし、トラウマはからだの中にも生じる何かなのである」。 実際に、トラウマが最初に、真っ先にからだに生じることをピーターは示している。トラウマに関連している精神状態は重要ではあるけれども、二次的なものである。からだから始まり、こころが後に続くのだ、と彼は言う。 したがって、知性や情動さえも関与させる「対話による療法」では十分に深いところまで到達しないのである。(p xii) これは、身体に閉じ込められたトラウマ:ソマティック・エクスペリエンシングによる最新のトラウマ・ケア のまえがきに寄せられたカナダのサイコセラピスト ガボール・マテの言葉です。 ガボール・マテはわたしにとって重要な気づきをくれた医師でした。彼のことを知ったのは、慢性疲労症候群(CFS)の専門医である三浦一樹先

    「からだの記憶」の治療法―解離や慢性トラウマのための身体志向のトラウマセラピー
    tsuneaki02
    tsuneaki02 2023/02/16
    (極余談として引合のデカルト理解に誤解を認めるものの、)サイト内の優れたリンクが論述に多数織り込まれていて、得るところ豊か。
  • 無秩序型アタッチメントと解離 |精神病理との関連性| 東京カウンセリングスペースHiRaKu

    アタッチメント理論では、養育者(多くの場合、親)に対する幼児の行動パターンを4つに分類します。そのうち、養育者に安心して接近する安心型アタッチメント(secure attachment)、不安や葛藤を表現する傾向の強い両価型アタッチメント(ambivalent attachment)、そして無関心を装う回避型アタッチメント(avoidant attachment)は、いずれも養育者に対する態度に安定したパターンが観察されます。それに対して、無秩序型アタッチメント(disorganized attachment)は、一貫したパターンを形成することができなかった子どもの行動、つまり「秩序が無い」アタッチメントパターンを指します。 アタッチメント理論によると、この無秩序型のアタッチメント・パターンが形成される理由は、生来備わっている二つの行動システム間の葛藤にあるとされます。二つの行動システムと

    無秩序型アタッチメントと解離 |精神病理との関連性| 東京カウンセリングスペースHiRaKu
    tsuneaki02
    tsuneaki02 2023/02/16
    「幼少期に無秩序型アタッチメントを身につけた子どもは、大人になると相互に矛盾する3つの態度をとるようになります。つまり、「敵意」、「無力感」、そして「他者救済に対する自己への誇大な期待」です」
  • 人への恐怖と過敏な気遣い,ありとあらゆる不定愁訴に呪われた「無秩序型愛着」を抱えた人たち

    愛着回避と愛着不安がいずれも強い愛着スタイルは、恐れ・回避型(fearful-avoidant)と呼ばれる。 対人関係を避けて、ひきこもろうとする人間嫌いの面と、人の反応に敏感で、見捨てられ不安が強い面の両方を抱えているため、対人関係はより錯綜し、不安定なものになりやすい。(p236) これは、愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)というで説明されている、ある特殊なタイプの愛着スタイルを持つ人たちの感じ方です。 わたしたちは一般に、世の中には、内向的な人と外向的な人がいることを知っています。内向的な人は人づきあいが苦手で引きこもりがちな人たちであり、外向的に人は逆に一人でいるのが寂しく、どんどん交友を広げていきます。 ところが、中には外向的とも内向的とも言いがたい、矛盾した振る舞いをみせる人たちがいます。人づきあいがうまく、気を回すのが得意で、初対面の人とも親しげに振る舞える

    人への恐怖と過敏な気遣い,ありとあらゆる不定愁訴に呪われた「無秩序型愛着」を抱えた人たち
  • 機能不全家族の問題、家族の悩みを解決する7つのポイント - トラウマ、愛着障害、吃音専門のブリーフセラピー・カウンセリング・センター

    <記事執筆ポリシー> ・公認心理師が長年の臨床経験やクライアントの体験を元に(特に愛着やトラウマ臨床の視点から)記述、解説、ポイント提示を行っています。 ・管見の限り専門の書籍や客観的なデータを参考にしています。 ・可能な限り最新の知見の更新に努めています。 もくじ ・1.家族の機能とはなにか?機能不全家族とはなにか?を理解する ・2.家族の機能不全、家族の問題に気づく ・3.機能不全家族、家族の問題を解決するための7つのポイント →関連する記事はこちら ▶「機能不全家族とはなにか?家族の悩みの原因と特徴」 ▶「「愛着障害(アタッチメント障害)」とは何か?その特徴と症状」 ▶「ハラスメント(モラハラ)とは何か?~原因と特徴」 家族の問題として自覚できている悩みを解決するにとどまらず、家族の問題に気がつくこと、家族の影響を相対化することは、悩み全般の解決には必須要件と言えるものです。家族ほど

    機能不全家族の問題、家族の悩みを解決する7つのポイント - トラウマ、愛着障害、吃音専門のブリーフセラピー・カウンセリング・センター
  • 発達障害特性と傷つき体験にともなう自己組織化の障害

    「子ども虐待と発達障害が絡み合う要因として、複雑性PTSDと発達障害、特に自閉症スペクトラム症(ASD)とは相性が良いという事実がある」と、外傷性エピソード(トラウマ体験)や逆境的小児期体験(ACEs)などの心の疵、あるいは日常的に体験される傷つき体験などと「発達障害(神経発達症)特性」とは、親和性が高いことがよく知られています。(『テキストブックTSプロトコール』) さらに、発達障害と愛着の障害などの対人関係の障害と、広い意味でのトラウマ体験との関連も指摘されるようになってきました。 養育者との間での愛着(アタッチメント)を基盤にして、「関係性」「認識」「自己制御」が発達します。 このアタッチメントに障害があると、関係性・認識・自己制御の障害だけでなく、別の何らかの精神失調(二次障害)をも引き起こします。 虐待などの小児期逆境体験は、愛着障害やトラウマ反応を引き起こしやすいだけでなく、さ

    発達障害特性と傷つき体験にともなう自己組織化の障害
    tsuneaki02
    tsuneaki02 2023/01/04
    "しかし、対人関係の構築ができない、あるいは、人を信じることができない、などの「困りごと」は、精神医療ではなくカウンセリング等でじっくりと培っていく内容です"
  • 愛着障害と自律神経

    「愛着がわく」「愛着を感じる」のように、愛着とは、慣れ親しんだ物や人に強くこころ惹かれる様子を指します。 一方、心理学では愛着障害という用語が用いられますが、これは一般的な意味での「愛着」とは少し違った意味での「愛着」になります。 愛着と愛着障害、そしてその状態になると自律神経系にどのような変化が生じるのか、説明します。 愛着の定義 一般的に「愛着」というと、慣れ親しんだ物や人に心を惹かれること、離れがたいと感じること、執着といった意味になります。 長年使い込んだ時計や財布に「愛着が湧いた」という場合もそうですし、断捨離しなければならないのに「愛着を感じて」捨てられないという場合もそうでしょう。 一方、心理学的な文脈だと、子どもが特定の他者に抱く、情緒的な結びつきや絆という意味になります。 他者と情緒的なやりとりができるようになることを「愛着形成」といったり、そういった結びつきのできた養育

  • 複雑性PTSD

    「親のケンカを見させられたり愚痴を聞かされたりしながら育つとPTSDになる」と聞いたら、皆さんはどう思うでしょうか。 「そんなことでPTSDになるの?」と疑うかもしれませんし、「別に命の危険はないんだからトラウマにはならなくない?」と否定するかもしれません。 ただ、こういったことによって発症するPTSDが複雑性PTSDなのです。 21世紀に入ってからトラウマとPTSDへの理解度は格段に向上し、「トラウマ」という言葉が一般に認知されるようになって以降も、その知見は日々刷新されています。 最近では、秋篠宮眞子様が度重なる誹謗中傷にさらされたことによって複雑性PTSDになったというニュース報道もありました※1。 多くの人があまり聞き慣れない病名である、複雑性PTSDについて解説します。 複雑性PTSDとは 単回性PTSDと複雑性PTSD 複雑性PTSD Complex PTSD とは、支配関係に

  • 心療内科で治らないのはなぜか -「心療内科に行ってはいけない」と言われる理由と真のメンタル治療-

    「心療内科に行ったら終わり。薬漬けにされる」 「何年も通っているのに治らない。薬も増え続けている」 「このまま働かなくていいのか。治療が変わる気配もない」……。 うつなどの気分障害は長期化しやすく、副作用のために何度も薬を変えねばならなかったり、慢性化すると退職せざるを得なかったりします。 通院が長期に渡るのはなぜなのか、根的な治療のためには何をすればいいのか、最新の心身医学を踏まえて説明します。 最新のメンタル疾患の傾向 9月16日に、2021年までの精神疾患による死者数が更新されました(厚労省調べ)※1。 精神疾患の治療中に亡くなる方は、年々増え続けています。 また、「自殺者」は遺書があった者と定義され、遺書がない(けれど自殺したと思われる)者は、原因不明の死者として計数されるようになりました。 2020年の原因不明の死者数は17万にも上り、その半数が自殺者であるとも言われています。

  • 愛着障害

    愛着とは、特定の人に対して抱く、情緒的な絆のことです。 両親などの養育者との間に、生後6か月から18か月(1歳半)までに形成されるとされています。 養育者との間に心理的な絆がうまく作られないと、その後の人間関係においてトラブルになりやすかったり感情の調整がうまくできなかったりすると言われ、そういった生活上の困難を総称して愛着障害といいます。 障害 disorderとついていますが医学的な診断名ではなく、主に心理学的な疾患概念です。 愛着障害とは何なのか、医学的な診断は何か、治し方はあるのかについて説明します。 愛着障害とは 愛着障害は主に対人関係の障害 愛着障害 attachment disorderとは、特定の二者間に存在する心理的な絆がうまく形成されず、情緒が不安定になったり、それ以外の対人関係でもトラブルが発生しやすかったりするために、実生活に困難が生じる状態です。 幼少期の状態を指

  • 大人の愛着障害とは?症状や特徴、原因、治療法

    愛着障害は、両親などの養育者との愛着形成がうまくいかなかったことで現れます。 対人関係や社会性に困難がある大人の中に、その原因が愛着形成に問題があるのではないかと考える人も少なくないようです。 愛着形成に問題があるとはどういうことなのか、子どもだけでなく、大人の「愛着障害」に対処する方法についても解説します。 安定した愛着スタイルを形成できた人は、対人関係においても、仕事においても高い適応力を示します。人とうまくコミュニケーション出来るだけでなく、深い信頼関係を築き、それを長年にわたって維持していくことが可能です。 愛着(アタッチメント)とは? 多くの乳幼児は生後6~7か月になると母親が部屋から出ていくと泣くようになります。 ほかの人がいくらあやしても泣きやまないのにも関わらず、母親が受け取ると直ぐに泣きやむというような行動を示すようになります。 これは乳幼児が母親という特定の人に対して特

    大人の愛着障害とは?症状や特徴、原因、治療法
  • 愛着障害 - Wikipedia

    英語版記事を日語へ機械翻訳したバージョン(Google翻訳)。 万が一翻訳の手がかりとして機械翻訳を用いた場合、翻訳者は必ず翻訳元原文を参照して機械翻訳の誤りを訂正し、正確な翻訳にしなければなりません。これが成されていない場合、記事は削除の方針G-3に基づき、削除される可能性があります。 信頼性が低いまたは低品質な文章を翻訳しないでください。もし可能ならば、文章を他言語版記事に示された文献で正しいかどうかを確認してください。 履歴継承を行うため、要約欄に翻訳元となった記事のページ名・版について記述する必要があります。記述方法については、Wikipedia:翻訳のガイドライン#要約欄への記入を参照ください。 翻訳後、{{翻訳告知|en|Attachment disorder|…}}をノートに追加することもできます。 Wikipedia:翻訳のガイドラインに、より詳細な翻訳の手順・指針につい

  • 「マルトリ」は子どもの脳に悪影響 親のつらさをケアしなければ 小児神経科医・友田明美さんが説く「とも育て」

    「マルトリ」は子どもの脳に悪影響 親のつらさをケアしなければ 小児神経科医・友田明美さんが説く「とも育て」
  • 【境界性パーソナリティ障害】情緒不安定な人に対するご家族・パートナーの対応

    (改訂:境界性パーソナリティ障害についての最新の情報については下記リンクからダウンロードください。) ダウンロード:治療のための境界性パーソナリティ障害2019 (PDF, ファイルサイズ:1MB) この記事では、境界性パーソナリティ障害、AC(アダルトチルドレン)などの情緒が不安定な症状をお持ちの方を支える、身近なご家族やパートナー、友人のためのものです。どのように対応すれば良いのかを簡単に紹介します。 柔軟に、一貫した態度を取る まず一番大切なことは、あなたの言動に一貫性を持たせることです。どんなことがあっても揺るがないこと。これは頑固ということではありません。相手を思いやって、Iメッセージを送り続けるということです。( Iメッセージについては下の③を見てください。) また、守れないような約束は軽々しくしないことです。守れないということで一貫性が崩れます。Iメッセージは自分の気持ちを正

    【境界性パーソナリティ障害】情緒不安定な人に対するご家族・パートナーの対応
  • 「アイデンティティ(identity:自我同一性・自己同一性)」,「アイデンティティの拡散(identity diffusion,同一性拡散)」

    「アイデンティティ(identity:自我同一性・自己同一性)」,「アイデンティティの拡散(identity diffusion,同一性拡散)」 このウェブページでは、「アイデンティティ(identity:自我同一性・自己同一性)」と「アイデンティティの拡散(identity diffusion,同一性拡散)」の用語解説をしています。 アイデンティティとは、『自分は、何者であるのか?』という人間の原初的で根源的な問いかけの答えとしての『自己同一性』のことである。その自分の存在意義の確認にも関わってくる自問に対して毅然と、『私とは、○○であり、自分は、今ここにある自分以外の何者でもない』と応えられる状況を『自己アイデンティティの確立』という。『自分は自分である』という明瞭な自己同一性を安定して保てていれば、将来に対する不安や人生に対する無気力、職業生活に対する混乱を感じる危険性が低くなる。

  • 境界性人格障害の二分法的認知の原因

    境界性パーソナリティ障害を発症する最大の原因とみられているのが愛着障害です。愛着障害とは、幼児期に虐待や束縛や放置などの仕打ちを親から受けた結果、愛情欠乏状態になって健全な自我が育成されないものです。冷たい冷酷な親ばかりがこの愛着障害を引き起こすかといえばそうではなく、生活のため、たとえば母子家庭などで母親は働きに出て家にいないため幼少時に母親との愛着を十分に形成できなかった場合でもおこります。ゼロ歳児保育や一歳児保育などのあまりにも幼い時期に保育所に預けて、親が働きにでている状況は最悪です。これでは程度の差はあれども必ず愛着障害が子どもに発生してしまうのです。そして、その愛着障害の中の何割かが、境界性パーソナリティ障害つまり情緒不安定性パーソナリティ障害を引き起こすことになるのです。この背景にあるのが、オキシトシンというホルモンです。 愛情不足こそ諸悪の根源 オキシトシンは、授乳や分娩に

    境界性人格障害の二分法的認知の原因
  • 分裂 (心理学) - Wikipedia

    心理学において分裂(ぶんれつ、英: Splitting)とは、人間の思考において、自己と他者の肯定的特質と否定的特質の両方をあわせ、現実的に、全体として捉えることの失敗である。スプリッティング、全か無か思考(all-or-nothing thinking)とも呼ばれる[1]。スプリッティングは発達段階の一つとして、精神分析理論においてはまた防衛機制の一つとして理解されている[2][3]。 スプリッティングの概念は、ロナルド・フェアバーンが対象関係論を定式化する中で発展してきた[4]。スプリッティングは、赤ん坊が満足させてくれる親の側面(良い対象)と、満足させてくれない親の側面(悪い対象)を、良い面と悪い面を分けたままに見なして、同じ個人に統合することができないことに由来する。 スプリッティングは、欲求を満足させるかあるいは頓挫させるかによって、一人の人を時を異にして全面的な善とも全面的な悪

    分裂 (心理学) - Wikipedia
  • ローレンス・コールバーグ - Wikipedia

    1927年、アメリカのニューヨーク州ブロンクスビルに生まれる。1949年にシカゴ大学を優秀な成績を修めて卒業、1958年には同大学の哲学博士となる。シカゴ大学時代にはジャン・ピアジェの認知発達理論の影響を受けており、博士号取得時の論文にはその影響が強く現れている。 その後、エール大学助教授(1959-1961)、同大学準教授(1962-67)を経て、1968年にハーバード大学教授(教育学・社会心理学)となる。この頃に彼は、後に道徳理論をめぐり論争することとなるキャロル・ギリガンと出会うこととなる。また、1969年のイスラエル訪問を機に自身の理論を再構築し、「ジャスト・コミュニティ」という新たな概念を導入することとなる。 1971年、ベリーズでの仕事を機に、コールバーグは熱帯病にかかり、肉体的・精神的に苦しむ日々を送る。1974年にはハーバード大学で道徳教育センター所長に就任するが、うつ病の

  • 【心理発達】道徳的判断の発達 | 心理学の教科書・基礎からの心理学

    ピアジェは子どもの思考の発達以外にも、どのように子どもたちは道徳的判断(moral judgment)を発達させるかに興味を持っていた。彼は、子どもたちが道徳的規則や社会的習慣を理解できるかどうかは、認知発達の水準に一致するに違いないと考えた。 さまざまな年齢の子どもたちがおはじきで遊んでいる場面の観察に基づき、ピアジェは子供たちが規則を理解していく発達には四つの段階があることを提唱した(Piaget,1932,1965)。 最初の段階は、子どもたちが前操作的時期の開始ごろに現れる。この段階の子どもはある種の「平行遊び」を興じ、それぞれの個人的な欲求による、一連の自己中心的規則に従う傾向にある。たとえば、さまざまな色のおはじきを色別に分類したり、あるいは大きいおはじきを部屋の中にころがし、次に小さいおはじき全部をころがしたりする。 これらの「規則」は、子どもの遊びに何かしらの規則性を与えて

    【心理発達】道徳的判断の発達 | 心理学の教科書・基礎からの心理学
  • 心理学用語:コールバーグの道徳性の発達|サイエンス.COM

    「発達心理学」における重要なテーマのひとつである道徳性の発達(The Development of Morality)について解説いたします。

    心理学用語:コールバーグの道徳性の発達|サイエンス.COM