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2010年7月18日のブックマーク (5件)

  • 「日本中の街中で電書を交換し合うのが理想です」:日経ビジネスオンライン

    米光一成立命館大学映像学部教授とエンジニアの松永肇一氏の対談もついに最終回を迎えました。前回は電書とコンテンツと日語レイアウトの関係について考えてみました。今回は明日、7月17日に迫った“電書フリマ”(イベントの詳しい内容は文末をご覧ください)の開催を前に、電書の未来についてお話を伺いました。(前回から読む) ―― 今、我々も含めて紙の雑誌がどんどんつぶれていってます。その中で、文学フリマで電子書籍部がやった、電子版の活字雑誌的なものがすごく面白い。例えば、『の雑誌』ってもとは電書部みたいなものだったじゃないですか。スタート時には自分たちで担いで配してた。最初は手書きで、ガリ版。あの感じとすごく似たにおいを感じたんです。 米光 電子書籍って、今、わりと一個のものとして語られているけど、3つぐらいの方向があると思っているんです。一つはいわゆる紙の。書籍がそのままの形でほぼ変わらずに電

    「日本中の街中で電書を交換し合うのが理想です」:日経ビジネスオンライン
  • フリーズする政治 - 内田樹の研究室

    たいへん興味深いことであるが、参院選前に「予測」を求める寄稿や取材依頼はたくさんあったのに、選挙が終わってしまうと、「総括」を求める仕事がさっぱり来ない。 むろん、私の「民主微減、自民大敗」という予測がはずれてしまったので、「政治向きのことをウチダに訊いてもつまらん」という合意形成ができたのかも知れない。 けれども、予測がはずれたのはおおかたの政治評論家もいっしょである。 私の知る限り、「民主大敗、自民大勝」という予測を掲げていた人はいないようである(自民党政治家は別だが、それは「主観的願望」と「客観的情勢判断」の意図的な取り違えにすぎない)。 けれども、これほど事前の予測がはずれたことについて、「なぜ、はずれたのか」のアカウントを求めることはたいせつなことだ。 「どうして予想がはずれたのですか」と誰も訊きに来ないので、自分で考えてみることにする。 参院選の前に私がいくつかの取材で申し上

  • 縦書きの日本語は電書になじまない?:日経ビジネスオンライン

    米光一成立命館大学映像学部教授とエンジニアの松永肇一氏の対談の4回目は「デバイス」のお話です。 前回は、電書は人件費を除けば、ほぼ経費ゼロで作り、販売できるという驚きの実態が明らかになった。書店との共存や、すでにあるコンテンツとの相性もいい。驚いたのは、この方法がビジネスに大きな可能性をもたらしそうなことでした。 第4回目はそんな「電書」を読むために必要不可欠な「デバイス」の問題に切り込む。海外製のデバイスは果たして日語の表示に耐えられるのでしょうか?(前回から読む) ―― 実は、ぜひお聞きしたいことがあって。私は、あるページ以上の電子書籍を完読できた試しがないんですよ。ところが、アメリカではおばあちゃんやおじいちゃんが、キンドルでダン・ブラウンの500ページの小説を読んでいるという現実がある。日語は電子化になじまないのではないかという根的な疑問があるんです。 キンドルで長編小説を読

    縦書きの日本語は電書になじまない?:日経ビジネスオンライン
  • タコに当落予想されてたまるか!:日経ビジネスオンライン

    7月11日の参議院選挙は「予想」を上回る民主党の惨敗という結果で終わりました。皆さんの「予想」はいかがだったでしょうか? またこの結果をどう「読まれ」ますでしょうか? 選挙が終わるとすぐ数字と政局の話になりますが、あまり、いい意味で誰かの顔の見える建設的な話になっていないような気がします。 そこで、こうした選挙前後の状況をメディアから考えるうえで、(国の未来を左右する)選挙よりはるかに盛り上がって見えた、ワールドカップサッカー周辺の話題から、ちょっと考え直してみたいのです。 的中率100%の「予想タコ」? 今回のワールドカップ、特に欧州では「タコ」の話題が大いに盛り上がりました。「タコって何?」という人もおられるでしょう。読売新聞7月12日朝の記事から引用してみましょう。 タコ予想8戦8勝、最期? の予想はスペインV 予言は最後まで的中した。 ドイツ戦の試合結果をすべて当ててきた独西部オ

    タコに当落予想されてたまるか!:日経ビジネスオンライン
  • 「“電書フリマ”を書店でやれば紙の本も売れると思うんです」 「文学フリマ」で分かった「電書」の大いなる可能性【その3】:日経ビジネスオンライン

    今年5月に行われた「第10回文学フリマ」の仕掛け人、米光一成立命館大学映像学部教授とエンジニアの松永肇一氏の対談も3回目となりました。前回は、米光教授が受け持つ講座の「部活」として始まった電子書籍部が、実際に電書の対面販売を行った模様を伺いました。 今回は電書を作って売るまでに、いったいいくらかかって、いくら儲かったのか、という、核心に迫るお話を赤裸々にお話してもらいます。(前回から読む) ―― 文学フリマで電子書籍を買うのはとても簡単でした。買いたいものを選んで、お金を払うだけ。お客さんにしてみたら精肉店で肉を買うのとなにも変わらない。ところが、その裏ではクラウドコンピューティングを駆使した、技術的にかなり高度なことが行われている――。前回はここまでお話をお伺いしました。 で、今回はお金の話を伺いたいんです。文学フリマで、電子書籍の対面販売は儲かりましたか? 米光 最初から儲けるつもりが

    「“電書フリマ”を書店でやれば紙の本も売れると思うんです」 「文学フリマ」で分かった「電書」の大いなる可能性【その3】:日経ビジネスオンライン