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2023年3月12日のブックマーク (4件)

  • 解離や離人症、発達障害から回復する技法

    複雑なトラウマ持ちや発達障害の人は、ちょっとした刺激に神経が繊細に反応して、自分を防御する姿勢を取り、胸がざわついて、体が固まり凍りついていき、息がしづらくなります。彼らが日常生活のなかでトラウマのトリガーを引くと、体が凍りついていくので、調子が悪くなり、身体感覚が麻痺します。凍りつき状態が続くと、悪いイメージが思い浮かんできて、考えにはまり込みます。頭の中で考えるようになり、体の中から離れていくと、解離や離人感が出て、現実感が薄くなります。そうなると時間・空間感覚がおかしくなり、人によっては、外の刺激に対して、体の反応が鈍くなり、歩く屍になるとか、自分が自分で無くなってしまうとか、自分のことがよく分からなくなります。 解離・離人感がある人は、トラウマの渦にはまり込み、心と体が離れて、手足が勝手に動き出すような状態にあります。凍りついた体は、筋肉がギュッと縮まった状態で、血流が滞り、手足は

    解離や離人症、発達障害から回復する技法
  • 「不確実性に耐える力」=「ネガティブ・ケイパビリティ」のススメ

    Coach's VIEW Coach's VIEW は、コーチ・エィのエグゼクティブコーチによるビジネスコラムです。最新のコーチング情報やコーチングに関するリサーチ結果、海外文献や書籍等の紹介を通じて、組織開発やリーダー開発など、グローバルビジネスを加速するヒントを提供しています。 「VUCA」という言葉があるように、世界はますます「変動的(Volatile)」で、「不確実(Uncertain)」で、「複雑(Complex)」で、「曖昧(Ambiguous)」になってきています。 リーダーがこれまでの経験から培ってきた既存の「知識」や「経験」だけでは、課題を解決できない「未知」の世界に突入しています。リーダーにとっては、暗闇の中を手探りで歩いているような感覚かもしれません。 そもそも人間は、予測のつかないものや不可思議なものを避け、確実なものを求める傾向があります。確信が揺るがされると、神

    「不確実性に耐える力」=「ネガティブ・ケイパビリティ」のススメ
  • 世界で最も優れた頭脳を持った男の物語

    世界で最も知能が優れていたと言われるこの男性は、IQが250から300という桁外れの頭脳を持っていました。ウィリアム・ジェームズ・サイディス氏は人間計算機であり、言語の達人でした。あまりに頭が良かったので、きっと素晴らしい事を成すだろうと周囲からの期待は非常に大きいものでした。ですが彼は解決することのない問題を常に抱えており、残念なことに若くして亡くなっています。 生後18か月でニューヨークタイムズを読む子供を想像出来ますか? 彼は8歳で、フランス語、ドイツ語ロシア語、トルコ語、アルメニア語、ラテン語、そしてもちろん母国語である英語を完全に習得しています。また9歳の時には「ヴェンダーグッド語」という言語を自分で発明していますが、これは言語学者によって研究され、正確で完璧、素晴らしい言語だと称されました。 ウイリアム・ジェームズ・サイディスは、ユダヤ系₋ロシア系移民の両親のもと、1898年

    世界で最も優れた頭脳を持った男の物語
  • 天才児の脳

    天才児の脳には利点がありますが、限界もあります。高い知能を備えた子供は情報を素早く処理し、高い分析能力を持ち、鋭い批判的な視点を持っています。ですが、必ずしもその高い潜在能力を最大限に開花させたり、自分の能力や感情を上手くコントロールできる強い心を育んだりできるわけではありません。 天才児と聞いて初めに思うことは「恵まれている」ということかもしれませんが、実は恵まれている状態からは程遠かったりします。どんな天才児もその年齢の児童と同じ試練に遭遇しますが、もちろんそれに加えて高いIQから来る試練にも遭遇します。 なので、非凡な能力を授かった脳が持つ目覚ましい利点については非常によく話されますが、こうした天才児に特徴的な他の要因について考えることはあまりありません。そうした要因とは、不安や低い自尊心、孤独感、自分のニーズに見合わない環境との断絶感などです。こうした問題は11歳以降により顕著にな

    天才児の脳