解離というのは、心理学的な問題というよりも、脅威に曝されてた際、心臓がバクバクしているのに、手足の筋肉を使って、戦ったり逃げたりができず、生物学的な凍りつき/死んだふりの不動状態のメカニズムのときに起きます。病的な解離がある人は、神経が繊細になり、人前でのんびりゆっくりすることができなくて、環境の次の変化に備えて、頭の中でシュミレーションしてしまい、身体は絶えず緊張しています。そして、危険が差し迫ったとき、次々と起こる展開に凍りつき/死んだふりの防衛行動のパターンが染み付いています。この防衛行動のパターンを取る人は、嫌なことや腑に落ちない状況で、疲労やストレスが重なり、絶え間ない苦しみが続くと、身体の筋肉が固まり凍りついて、じっとするようになります。辛いことが重なり、動かないでいるときは、息が止まり、皮膚や内臓感覚など何も感じなくなる、手足を動かせない、空想に耽る、1点を見つめてぼーっとす