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2023年5月22日のブックマーク (2件)

  • 愛着と愛着障害のこれまでの研究 | (株)心理オフィスK

    1.愛着についての歴史 19世紀ぐらいの欧米では、親のいない乳児を育てる乳児院において、乳児の死亡率の高さが社会問題となっていました。衛生面や設備面などを向上させることで、多少なりとも死亡率は改善しましたが、十分ではありませんでした。また、死亡せずに成長したとしても、発達が遅れていたり、情緒的に不安定だったりすることが往々にありました。 こうした問題について研究を重ねることで、物理的な衛生や設備ではなく、世話をする人がどれだけ乳児と接触したのかが、その後の死亡率や発達が遅れる問題に関係していることがわかってきました。 こうしたことが20世紀の初期から中期にかけて取り組まれたことでした。この課題を研究する中で愛着ということが人間としての発達に非常に重要であることが分かってきました。そして、それと同時に、愛着が欠けることがどれほど人間の成長に有害であるかも分かってきました。 愛着対象がいないこ

    愛着と愛着障害のこれまでの研究 | (株)心理オフィスK
  • 愛着障害の6つの特徴 | (株)心理オフィスK

    1.愛着障害の6つの特徴 (1)愛着障害の対人関係 人は人との関係の中でしか生きていくことができません。どれだけ人との接触を避けようとしても、ゼロにすることは不可能でしょう。対人関係にはコミュニケーションという側面があります。コミュニケーションを通して、言語的な交流と同時に非言語的な交流も行います。そして、その中には思いや気持ち、感情というものが多かれ少なかれ含まれます。 愛着障害の方は対人関係の中で良くも悪くも強い思いを含ませてしまいます。強い好意、理想、愛情、親しみなどを向けると同時に、反対に怒り、不満、憎しみ、嫉妬、恨み、寂しい思いなどといった否定的な感情も感じます。さらには、不安や恐怖、恐れ、苦痛などもあるかもしれません。 そうした強い感情があると冷静な対人関係を営むことができず、極端な距離の取り方をした対人関係になってしまいます。相手に対して過度にしがみついてしまったり、反対に極

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