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ブックマーク / mainichi.jp (13)

  • 変死体搬送費用、神奈川県警だけ遺族負担 有識者「おかしい」 | 毎日新聞

    変死体を警察署などに搬送する際、全国で神奈川県警だけが公用車を使わず、遺族に費用負担させるケースがあることが、毎日新聞の調査で判明した。同県では慣例的に遺族が自ら葬儀会社に連絡し、数万~十数万円の搬送費用を負担している。警察業務に詳しい有識者は「変死体の搬送は県警の業務で、遺族が費用負担するのはおかしい」と指摘している。 神奈川県警は2021年10月、変死体の搬送を巡る贈収賄事件を摘発し、知人のらが経営する葬儀会社を遺族に勧めた見返りに現金を受け取ったなどとして、警部補(懲戒免職)らが逮捕された。神奈川県警では遺族に搬送業者を選ばせる慣習が一部で続いており、警察官が特定の業者を恣意(しい)的に紹介する例も多いとされる。公判では元警部補が、葬儀会社が県警の警察官に商品券を渡す慣習があるとした上で「県内の54署全てでやっていると思う」と癒着の実態を明かした。 変死体を発生現場から警察署や医療

    変死体搬送費用、神奈川県警だけ遺族負担 有識者「おかしい」 | 毎日新聞
  • 全国の「過疎」自治体、初の5割超 885市町村 地方衰退深刻化 | 毎日新聞

    2020年の国勢調査を受け、人口減少率や財政力の法的基準に応じて「過疎地域」に指定される自治体が、22年度に全国1718市町村(東京23区を除く)の51・5%にあたる885市町村に上ることが分かった。過疎自治体が5割を超えるのは1970年の指定制度開始以降初めて。地方の衰退が深刻化し、政府の地方創生策の実効性が改めて問われるのは必至だ。 総務省が1月に自治体に指定を通知し、政府は4月1日付の官報で公示する。

    全国の「過疎」自治体、初の5割超 885市町村 地方衰退深刻化 | 毎日新聞
  • 正しさ依存、カルト傾倒と同じ 脱会支援僧侶がコロナ禍懸念 真宗大谷派住職・瓜生崇さん | 毎日新聞

    不安・迷いこそ大事 新型コロナウイルス感染拡大の不安が拭えない中、カルト教団に傾倒する心理状態が広がることを懸念する僧侶がいる。真宗大谷派・玄照寺(滋賀県東近江市)の住職、瓜生崇さん(46)。ある宗教団体で熱心に活動した過去や、カルトからの脱会支援を続ける中で感じたことをまとめた「なぜ人はカルトに惹(ひ)かれるのか――脱会支援の現場から」(法蔵館)を5月に出版した。いま、世の中の状況を見て何を思うのか聞いた。【聞き手・花澤茂人】 瓜生崇さん(以下、瓜生さん) テレビなどのメディアを見ると、「PCR検査をもっと増やすべきだ」とか「中国の初動が問題だ」とか、力強く明確なメッセージを発する人が重用されています。「敵」をはっきりと指摘し、圧倒的な「正しさ」で導いていくという構図を作るのです。人間は先行きが見えなくなった時、「正しい」メッセージにひかれ、依存していきますが、その表れでしょう。「自粛警

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  • 今週の本棚:養老孟司・評 『時間は存在しない』=カルロ・ロヴェッリ著、冨永星・訳 | 毎日新聞

    (NHK出版・2200円) 物理学者が生き生きと語る時間論 物理学者が書いた時間論だが、じつに面白いと思う。全体はほぼ三部に分かれており、最初の部分でニュートン的だった「時間の崩壊」を扱う。ここではアインシュタインの相対性理論だけではなく、現代物理学に至るまでの、熱力学の基礎を説明する。 第二部はごく短いが「時間は存在しない」という表題に合った議論がなされる。その結論は「存在するのは、出来事と関係だけ。これが、基的な物理学における時間のない世界なのである」。ほとんど仏教を想起しないだろうか。 第三部は「時間の源へ」である。著者も指摘しているが、第三部の初めの部分は理解が難しい。ただしそこを飛ばしても大丈夫である。続いてきわめて魅力的な考え方が提示される。時間の矢と表現されるもの、つまり時間には過去から未来に向かう方向性がある。ところが古典的な物理の方程式では、時間の向きが決められていない

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  • 読書日記:今週の筆者は社会学者・上野千鶴子さん 政治的シニシズム40年のツケ - 毎日新聞

    *5月17日〜6月13日 ■私の戦後民主主義(岩波書店編集部・2016年)岩波書店・1728円 ■18歳からの民主主義(岩波書店編集部・2016年)岩波新書・907円 ■日会議の研究(菅野完著・2016年)扶桑社新書・864円 民主主義をタイトルに入れたが立て続けに出版された。一つは「私の戦後民主主義」。赤川次郎さん、柄谷行人さん、久米宏さん、寺島実郎さんなど総勢38人が寄稿している。急逝した津島佑子さんも原稿を寄せている。もう一つは岩波新書の「18歳からの民主主義」。憲法学者の青井未帆さんからジャーナリストの荻上チキさん、101歳の反骨の人、むのたけじさんまで。構成は「民主主義のキホン」から始まって「選挙。ここがポイント!」「立ち上がる民主主義!」とこんせつていねい。主権者教育の副教材になるだろう。オトナが読んでもオススメ。わたしはその両方に寄稿した。 昨年夏の国会前。SEALDsの

    読書日記:今週の筆者は社会学者・上野千鶴子さん 政治的シニシズム40年のツケ - 毎日新聞
  • 特集ワイド:「クーデター」で立憲主義破壊 憲法学者、石川健治・東大教授に聞く - 毎日新聞

    3日は憲法記念日。多くの国民が反対した安全保障関連法が成立してから初の記念日だけに、どこか重苦しさが漂う。会いたい人がいた。「現代憲法学の鬼才」と評される石川健治・東京大教授。市民団体「立憲デモクラシーの会」の呼びかけ人の一人である。節目を前に何を思うのか。【江畑佳明】 ドアを開けた途端、懐かしいのにおいを感じた。東大駒場キャンパス(東京都目黒区)にある「尾高朝雄(ともお)文庫」。尾高氏は元東大教授の法哲学者で、ここは石川さんの研究拠点の一つ。戦前に出版されたドイツ語やフランス語の哲学書や法学書などが、棚に並ぶ。古典文献から得た幅広い知識を憲法論に生かす研究姿勢に加え、自著への書評で「鋭敏な時代感覚も持ち合わせている」などと高く評価される。 「再び首相の座に就いた安倍晋三氏の政治手法には、日銀、NHKなどを含め、権力から独立してきた組織にお友達を送り込んで、その自律性を奪うなど、『違憲

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  • 今週の本棚・この3冊:東日本大震災から5年 赤坂憲雄・選 - 毎日新聞

  • 維新国会議員団:「表現の自由、規制も」 改憲要綱原案- 毎日jp(毎日新聞)

  • 橋下氏:会見で釈明も「軍のため女性利用」認識に批判集中- 毎日jp(毎日新聞)

  • 特集ワイド:息苦しさ漂う社会の「空気」 辺見庸さんに聞く- 毎日jp(毎日新聞)

    tsuneaki02
    tsuneaki02 2013/05/12
    「『ファシズム』とは大衆運動や個人の行動が[…]積み重なったもの。」(そして、それを)「[…]打ち破れるかは『集合的なセンチメント[…]に流されず、個人が直感、洞察力をどれだけ鍛えられるかにかかっている。』」
  • 村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(下) - 毎日jp(毎日新聞)

    人はなぜか、もともとあまり腹を立てない民族です。我慢することには長けているけれど、感情を爆発させるのはそれほど得意ではない。そういうところはあるいは、バルセロナ市民とは少し違っているかもしれません。でも今回は、さすがの日国民も真剣に腹を立てることでしょう。 しかしそれと同時に我々は、そのような歪んだ構造の存在をこれまで許してきた、あるいは黙認してきた我々自身をも、糾弾しなくてはならないでしょう。今回の事態は、我々の倫理や規範に深くかかわる問題であるからです。 ご存じのように、我々日人は歴史上唯一、核爆弾を投下された経験を持つ国民です。1945年8月、広島と長崎という二つの都市に、米軍の爆撃機によって原子爆弾が投下され、合わせて20万を超す人命が失われました。死者のほとんどが非武装の一般市民でした。しかしここでは、その是非を問うことはしません。 僕がここで言いたいのは、爆撃直後の20

    tsuneaki02
    tsuneaki02 2011/06/11
    「原子炉は効率が良い発電システムであると、電力会社は主張します。つまり利益が上がるシステムであるわけです。」
  • 村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(上) - 毎日jp(毎日新聞)

    カタルーニャ国際賞の授賞式で、スピーチする作家の村上春樹さん=スペインのバルセロナで2011年6月9日、ロイター 9日のスペインのカタルーニャ国際賞授賞式で配布された作家村上春樹さんの受賞スピーチの原稿全文は次の通り。(原文のまま) 「非現実的な夢想家として」 僕がこの前バルセロナを訪れたのは二年前の春のことです。サイン会を開いたとき、驚くほどたくさんの読者が集まってくれました。長い列ができて、一時間半かけてもサインしきれないくらいでした。どうしてそんなに時間がかかったかというと、たくさんの女性の読者たちが僕にキスを求めたからです。それで手間取ってしまった。 僕はこれまで世界のいろんな都市でサイン会を開きましたが、女性読者にキスを求められたのは、世界でこのバルセロナだけです。それひとつをとっても、バルセロナがどれほど素晴らしい都市であるかがわかります。この長い歴史と高い文化を持つ美しい街に

    tsuneaki02
    tsuneaki02 2011/06/11
    下より「原子炉は効率が良い発電システムであると、電力会社は主張します。つまり利益が上がるシステムであるわけです。」
  • 統一地方選:世田谷区長選 保坂氏「原発依存脱却を」 - 毎日jp(毎日新聞)

    午後11時20分ごろ、激戦を制し初当選を果たした保坂氏は、「ホサカ、ホサカ」のコールを受けて、事務所に登場。拳を突き上げた支持者と喜びを分かち合った。 ◇福島訪れ出馬決意 社民党の衆院議員を3期務めた保坂氏は、「国会の質問王」の異名を取った。東日大震災発生前は、国政の舞台への再挑戦をあきらめる気持ちはなく、出馬の打診を固辞していたという。しかし、震災発生後の3月26日に被災地となった福島県南相馬市を訪問し、桜井勝延市長と面会したことが転機となった。災害で基礎的自治体の長の担う役割の重要性を再認識し、「すぐにでも仕事がしたい」と出馬に踏み切った。 保坂氏は、「一人一人の住民が参加してまちをつくり直したい。災害への備えは一番大事だと思う」と抱負を述べた。 福島第1原発事故の収束が見えない中での選挙。電力の大消費地にあって、防災の必要性とともに脱原発を果敢に訴えた。当選後のインタビューでも「や

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