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ブックマーク / note.com/daikatsumata_54 (6)

  • 「自分に合った勉強法を見つける」にはどうしたらいいのか?|勝又

    僕は「勉強法を教える」というスタイルで家庭教師をしています。勉強法を改善すれば、自学で成績が伸ばせるようになり、それが大きな成績の伸びにつながると思っているからです。 反勉強法 でも勉強「法」の「方法」という概念について懐疑的でもあります。デカルト的に考えれば、正しい方法に則って思考すれば誰もが同じ真理に辿り着くのでしょうが、僕はこれには同意できないです。残念ながら頭の良さには個人差があることは否定できないです(「良さ」という尺度で優劣をつけることは正しくないようにも思います。しかし、ここで強調したいのは個人差があるという事実です)。いや、むしろ全ての人に同じ可能性が秘められていると考えることは、個人の個別性・特殊性を無視する暴力的な側面を孕んでいるとすら思います。だから、どうしようもない個人差があることは、残念な事実ではなくて、目の前の生徒をケアするための出発点であると思うのです。 少し

    「自分に合った勉強法を見つける」にはどうしたらいいのか?|勝又
  • すべての授業は失敗ではないか 〜授業を継続する意味〜|勝又

    私はオンラインで家庭教師をしています。勉強法を教えることを大事にしています。 そういう授業をしていると、授業を1回だけ受ければ十分じゃない?という疑問が出てくるわけです。正しい勉強法を聞いて、あとは自分で実行するだけでいいのだから。実際に、そういうスタンスで僕の体験授業を受けて、継続指導(契約)に至らない人もいます。 それでは困るので、継続指導の必要性を納得させるための営業トークが必要になります。だいたい以下のような話をします。 「今回アドバイスしたことでしばらくは上手くいく。だけど、時間が経つと新しい課題が出てくる。その課題は、今から先回りして解決することはできない。なぜなら、こちらでも予想できない課題が出てくるかもしれないから。また、その課題が予想できたとしても、そのときにならないと受け取る側が納得できないから。だから授業は継続する必要がある。」 生徒には次から次へと課題が生じてくる。

    すべての授業は失敗ではないか 〜授業を継続する意味〜|勝又
  • 他人と過去は変えられない|勝又

    自分の教育観を整理するために、何回かにわたってブログにまとめてみようかと思います。 僕に家庭教師を依頼しようか考えている人にも参考になるかと思います。 僕の教育観は醒めてます。熱意を持って教育に携わっている人って「誰でも無限の可能性を持っている!」とか「誰でも変われる」って感じの人が多いんでしょうけど、僕はそうじゃないです。 「他人と過去は変えられない」というスタンスです。 こっちはできるだけ良い授業を提供するけど、それを生徒がどう活用するかはあくまでも生徒次第。 僕には伸ばせない人もたくさんいます。 そういう意味では、教育に熱意や希望を持っていないです。理想の教育を普及しようとかいう意識も薄いです。 誤解のないように言っておくと、個別で教えれば、9割の生徒は大きく成績を伸ばします。 偏差値10伸びたとか、学年順位が100上がったとか、そのくらいが普通です。 でも、「この勉強法を実践すれば

    他人と過去は変えられない|勝又
  • 哲学科ってナニ!? ②哲学科を受験しようと思ったら 哲学を独学するためのブックガイド|勝又

    哲学科紹介シリーズの第二弾! 哲学科を受験しようと思ったらどういう勉強が必要か‥‥ そして哲学(および文系の学問全般)を独学するためのブックガイド の二立てでお送りします。 哲学科受験のための勉強哲学科受験には‥‥特別な勉強は何も必要ありません!! たしかに高校の「倫理」は哲学に一番近い教科です。でも、大学での哲学とはズレる部分もあるので、無理に倫理選択にしなくてもいいです。 大学で勉強する上で哲学史の知識は必要です。それは独学で勉強してもいいものです。公民は好きな教科、得意な教科を選択すればいいでしょう。 倫理は、どうしてもキーワードを覚えるだけの勉強になりがちです。誰が何を言ったか覚える感じです。哲学的なテキストの読み方を勉強するわけではないから、その辺りは大学での勉強にはつながらないわけです。 むしろ現代文の勉強の方が哲学に近いかもしれません。 大学受験の現代文では、哲学的な文章が

    哲学科ってナニ!? ②哲学科を受験しようと思ったら 哲学を独学するためのブックガイド|勝又
  • 受験に必要な勉強時間って?|勝又

    勉強時間はどのくらい確保すればいいのでしょうか? よく大学受験生が疑問を持つことだと思います。 一般的には、難関大志望の学生は、休日なら10時間前後、平日なら5時間前後、勉強していると思います。私の生徒もそのくらい勉強する人が多いです。 私は休日も平日も3時間程度の勉強時間で東大に現役合格しました。合計時間は計算していないので分からないですが、だいたい7~800時間でしょうか。(1日3時間勉強してたのも高3の10月から12月の3ヶ月だけで、それ以外の期間はさらに短かったです。部活を引退した高3春までは、定期テスト期間以外は1日10分程度しか勉強していませんでした。)平均の半分以下の勉強時間でしょう。 「効率の良い勉強の仕方をしていたんですね」と言われることが多いですが、その度に「なんか違うなぁ」という感覚になります。 今回はその辺りを詳述してみようと思います。 「効率が良い」は「楽をする」

    受験に必要な勉強時間って?|勝又
  • 放牧型とブロイラー型|勝又

    今回は自分の指導スタイルの特徴を考察してみます。 指導方針を放牧型とブロイラー型の二種類に分ける話を聞いたことがあります。 放牧型はのびのびと放し飼いにする育て方で、ブロイラー型は厩舎の中できちんと管理する育て方という意味です。 この分類で言うと、私の教え方はブロイラー型です。 (私は放牧型で育ったんですけどね。放牧どころか野生だったかもしれません笑) 一週間、合計168時間の過ごし方をきちっと決めて、各教材の進め方を細かく指定することが多いです。 特に、受験生相手の指導では、こうなります。 生徒を型に嵌めます。 こう言うと「自分で考える」力を奪ってはいないかと考える方もいるでしょう。 私は「自分で考えることが大切」という言葉は考えものだと思っています。果たして、中高生がゼロから創造的な思考を繰り広げられるでしょうか?知識がない人が「自分で考えて」も月並みなアイディアしか出せないものです。

    放牧型とブロイラー型|勝又
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