Googleが米国時間3月22日に下した検索エンジンを香港へと移す決定を受けて、中国は23日、インターネット上からGoogleを完全にブロックすることはなかったものの、いくらかの対策を講じたようだ。 中国本土のインターネットユーザーは、Googleが新たなサービス提供方針を発表してから1日が経過したものの、依然としてGoogle.com.hkへとアクセスすることができる。これにより、長きに渡って「Blogger」や「YouTube」などのサービスに適用されてきたような完全にアクセスを遮断する措置が、Googleの検索に対しても導入されるのではないかとの懸念は払拭された。しかしながら、場合によっては、ユーザーが特定の(中国で)問題視されているトピックの検索結果にリストアップされたウェブサイトをクリックしようとすると、アクセスできなくなっている。 Piper JaffrayのアナリストのGen
【北京=関泰晴】米検索大手グーグル社の撤退で議論の渦中にある中国のインターネット業界では、国外の各種ネットサービスの「代替物」として、検閲に協力的な国産サイトの政府による育成が進み、利用が拡大している。 ネット上では、同社の撤退後も「日常生活での不便は感じない」などとする利用者が増え、当局主導の統制は巧妙に進んでいる。 「政治に興味はないし、グーグルがなくても問題はない」。北京の大学で学ぶ男子学生(21)は説明した。代わりとなる検索サイトは中国の「百度(バイドゥ)」があり、市場占有率は5割を超える。検索結果の検閲も気にせず、「情報は十分だ」と話す。 中国では、言論統制の及びにくい米国などの新形態のネットサービスが出るたびに当局が接続遮断などを行いつつ、中国版「代替物」の普及を図って、国内市場で着実に成長させてきた。当局も、約4億人のネット利用者が管理統制された各種の「代替物」サイトに慣れ、
【上海=河崎真澄】米インターネット検索サービス大手グーグルが先月、中国で110万曲以上の楽曲が無料で検索できる斬新なサービスに踏み切ったことが論議を呼んでいる。利用者は携帯型音楽プレーヤーなどに大半の楽曲を無料でダウンロードできるため、地元メディアは「(新サービスで)人類が音楽の天性に回帰」などと誇張ぎみに伝え、歓迎ムード一色に。一方で「著作権に対する中国人の感覚がまひする」との批判もくすぶりだした。 同サービスはグーグルが中国の楽曲配信大手「巨鯨音楽網(Top100.cn)」と提携し、先月30日からスタートさせた。香港などを除く中国本土内のネットユーザーが対象だ。中国人歌手のほか当局が「表現に問題なし」と認定した海外アーティストの楽曲のみが検索できるという。 米ユニバーサル・ミュージックや英EMIなど、楽曲を提供するレコード会社には検索サイトの広告収入を分配する仕組み。違法コピーが横
米Googleは中国語での社名表記を「谷歌」とした。2006年4月13日、中国メディアが報じた。谷歌の発音は中国語で「グゥガ」といい、原音に近いが、単なる当て字ではない。 Googleの中国現地法人のスタッフによるオフィシャルブログ「Google黒板報」では、名称が決まった経緯や意味するところを説明している。 「谷歌」の谷は「たに」ではなく、穀物の「コク」のこと。「谷」は簡体字で「穀」を意味する。谷歌には「種まき」=「期待」、「収穫」=「情報を得る喜び」という2つの意味が持たされているわけだ。オフィシャルブログによるとこの「Google=谷歌」を決定したのは2005年12月に遡るという。公表時期が2006年4月になったのは、「種まきの歌」にふさわしい時期を選んだということかもしれない。 ただし、「Googleの中国語表記は『谷歌』」と公表された後も、依然としてGoogle.cnのサイトのロ
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